新型豚インフルエンザ 香港政庁の緩和措置

6月 14th, 2009 Categories: 1.政治・経済

日本ではもうあまり話題にならなくなった新型豚インフルエンザですが、香港では空港等による「封じ込め」作戦がかなり長期間にわたって成功してきました。あっという間に国内で感染が広がった日本との大きな違いは、政府の対応差ではなく、国民の危機管理意識の差だと思います。海外から帰国後に発熱した場合に、患者と医者がどちらも隠蔽しようとしたり、確認を面倒くさがらない香港人だからこそ、6月11日まで、香港内での二次感染の拡大がこれまで抑えられて来たのでしょう。

ところで域内で感染が確認された香港政府は、どのような判断を行ったのでしょうか。例によって領事館メールでご紹介致します。

ちなみに、香港の香港ID(政府発行で国民背番号の付いた常時携帯義務のある身分証明カード)保持者は、診療費はHKD45(570円)ですが、香港IDを持たない外国人の診療費はHKD215(2730円)と大きな差があります。自主自立と小さな政府を求める香港では、日本のように充実した社会保障制度はありませんが、英国植民地時代から、香港IDを持つ全ての香港居民は、政府病院でただ同然の診療や治療が受けられます。

[在香港総領事館]新型インフルエンザ域内感染の発生に伴う新たな措置

香港における新型インフルエンザ域内感染の発生に伴う新たな措置

2009年6月14日

在香港日本国総領事館

11日、香港政府は、域内感染例の発生を受けて、従来の「封じ込め(containment)」後期段階から「緩和(mitigation)」初期段階への移行を宣言し、今後の措置等を発表しましたので、以下に重要点を記します。

詳細については香港政府や衛生防護センターのホームページ:http://www.ha.org.hk/haho/ho/cc/8dfc.pdfを御参照頂くか、直接御照会願います。

(参考)香港政府衛生防護センター・ホットライン(英語・広東語):(852)2125-1111

1.13日以降、香港政府は8ヶ所のインフルエンザ指定診療所(Designated Flu Clinics)を開設しています(名称、住所、電話番号はこちらfile:///X:/JP%20Consulate/jp/bird.html#20090614b参照)。

インフルエンザの症状を呈している方(38度以上の発熱があり、咳及び/または喉の痛みがある)は、予約なしで直接これらの指定診療所に行くことができます。軽症の患者は、診察後抗ウイルス剤を投与されて自宅療養となり、症状の重い患者のみが指定病院に移送されて入院治療を受けます。

〔診察時間〕月~日の9時~17時(祝祭日も含む)

(上記診察時間外の場合には、公立病院の緊急外来で受診して下さい。)

〔言語〕英語、広東語及び北京語

〔費用〕通常外来と同じ(香港ID所有者は45香港ドル、非所有者は215香港ドル)

2.日本語が必要な場合、これらの診療所には日本語を解する医師はいませんが、日本語通訳の手配が可能とのことですが、手配に時間を要する事を念頭に、事前に電話の上、診療所に行く等の対策をお勧めします。なお、日本語対応可能な病院(アドベンティスト、カノッサ、マチルダ等。5月1日付当館ホームページ(予防と対策)にリストが掲げてあります。)も、新型インフルエンザの疑いのあるケースの診察・治療については(1)の8カ所の診療所ないし公立病院に廻って頂くこととなる由です。

3.また特に、妊婦、慢性病(糖尿病、肺・腎臓・心臓疾患、癌等)の患者の方におかれては、香港政府は、発熱、インフルエンザ症状が生じたらすぐ医師の診断を受ける(その際には自らの状態を申告すること)よう求めていますので、御注意下さい。

4.なお、万一御本人(或いは御家族)について新型インフルエンザの感染が確定した場合には、併せ当館代表(853)2522-1184までお知らせ下さい。

開館時間中は領事部邦人支援班へ、夜間も対応しておりますので、同代表電話へお知らせ下さい。

5.また、当館は、24時間体制の新型インフルエンザ・ホットライン(電話番号:9267-2711)を設置しておりますので、その他質問等がある場合にはご利用下さい。

6.参考

(1)世界の流行状況については、外務省ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C193をご参照下さい。

(2)中国大陸の情報については、在中国日本国大使館ホームーページ:http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/birdflu/birdflu_top_j.htmをご参照下さい。

*当館へのお問い合わせは http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/email_j.html にお願いします。万一現在お送りしているメールアドレスに質問等をお送りいただいても返信はできませんのでご注意下さい。     

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