新型インフルエンザ 香港で3人目感染者の対応
朝日新聞のこちらの記事では、「軽症なら在宅療養に切り替えも」厚労相が対策緩和表明と報道しています。日本政府は経済優先の決断をしたと言えます。それに対して香港政府は、3人目の感染者と、飛行機に乗り合わせた乗客やクルー達の隔離を開始しているようです。SARSや鳥インフルエンザ等、エマージングウイルスの脅威に常に晒されている香港政庁は、明らかに防疫優先の方針を崩していないようです。以下は、領事館メールより、香港政府の対応をご覧ください。
[在香港総領事館]新型インフルエンザ(香港で3例目の感染者を確認)
2009年5月18日
在香港日本国総領事館
新型インフルエンザ(香港で3例目の感染者を確認)
1.17日、香港政府は、香港で3人目の新型インフルエンザ感染者の確定事例が発見されたと公表しました。
2.この感染者は、米国に留学している広東出身の23歳男性で、16日夜にキャセイ・パシフィック航空CX831便(アメリカン航空AA6091便とのコードシェア便)で、ニューヨークから香港に到着いたしました。
3.米国滞在中の14日から咳と鼻水の症状が出ていたとのことで、15日にニューヨークを出発した後、機内で発熱もしたことから、機内ではマスクを使用していました。この感染者が咳の症状を申告したことと、発熱をしていたことから、空港の衛生担当者に身柄を確保され、空港からプリンセス・マーガレット病院に直接搬送されて隔離措置がとられたとのことです。
4.この感染者は、搭乗機の60列目に座っていたことから、香港政府では、前後3列以内(57列から63列まで)に座っていた搭乗客と担当した乗務員の所在を該当する人は香港政府のホットライン((852)2125-1111)に連絡するよう呼びかけています。なお、香港政府は、17日までに、搭乗客22名と乗務員1名の所在を確認しており、23日まで隔離すると発表しています。
5.当館では、夜間代表電話番号((852)2522-1184)を通じたご案内のほか、新型インフルエンザについて、在留邦人・旅行者用24時間ホットラインを開設しておりますので、お気軽にご利用ください。
ホットライン番号:(852)9267-2311
*当館へのお問い合わせは http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/email_j.html にお願いします。万一現在お送りしているメールアドレスに質問等をお送りいただいても返信はできませんのでご注意下さい。