究極の決断をせまられる政府

大阪と兵庫で、新型豚インフルエンザの感染確認者がどんどん増大しています。朝日新聞によれば、既に130人に達しています。このように患者が増加すると、大阪と兵庫では、非常に広範囲での社会活動と経済活動が停滞していまいます。そこで大阪の橋本府知事は、早くも新型インフルエンザの対応を、従来型のものと同様の対応へ切り替えるように、政府へ要望したようです。(ネタ元の朝日新聞の記事が既に見当たりませんのでリンクは張りません)

SARSの時の香港は、それはもう恐ろしい程に経済が落ち込んで、倒産する会社が相次ぎました。うちの奥さんが総経理をしていた子供のイベント関係の会社も、会員の母子がみんな日本へ帰国してしまって、月会費の請求が出来ない期間が数ヶ月も続き、その時の赤字が直接の原因となって会社をクローズしました。

ですから経済的に考えた場合に、橋本府知事の判断は十分に理解できます。その一方で、新型インフルエンザを大阪と兵庫で集中的に隔離や予防措置を行わないと、今度は日本全国へ拡大してゆく可能性も十分に考えられます。たとえ症状は重症にならなくても、人類にとって新型のインフルエンザには変わりなく、これからどのように変異してゆくかを考える時、感染をなるべく局地的に抑える事にも大きな意味があります。

経済優先とするか、防疫優先とするか、どちらにもそれなりの理があります。どちらを選択するか、この国を預かる政府と首相が、「究極の選択」する時が来ています。

Facebook Comments
Tags:

4 Responses to “究極の決断をせまられる政府”

  1. 5月 18th, 2009 at 21:54
    1

    ええと、大阪府は橋下知事、大阪市は平松市長です。念のため(^_^;)。

  2. 5月 18th, 2009 at 22:01
    2

    無知なマスゴミや政治家が過剰反応しているのは事実です。
    マスクに対する信仰も根強い。妻が、ドラッグストアの店頭からマスクが消えていた、と言っていす。大都市を抱える自治体の首長としての橋下知事の対応も現時点では正しいと私は考えています。

    別スレッドでブログ主さんが主張されているようなウィルスの変化は常に留意すべきですが、それは現段階では専門家(医療関係だけでなく危機管理部門も含めて)の対応の問題だと思います。一般市民まで強毒性へのウィルス変化に戦々恐々としていたのでは、かえって精神的なストレスから免疫力が低下します。マスク信仰の反対で、弱毒性だから大丈夫とばかりあまりに無頓着なのが怖いですね。公衆トイレで見ていると、手洗いがいい加減(しないのも含めて)なのがけっこういるので、こういうやつらは家でも適当なんだろうと、そっちの方が恐ろしいですね。

  3. bobby
    5月 18th, 2009 at 22:48
    3

    フロレスタンさん、ご指摘有難うございました。本文訂正いたしました。

    ウイルスの変異や毒性の強さについては、仰るように行政とその医療アドバイザーが考慮すれば良い事です。但し、現在の政府はポピュリズムの傾向が強いようなので、マスコミに登場する知識人の無知な言動によって、政府の判断が捻じ曲がる可能性を心配しています。私の別記事は、そのような知識人の影響を心配して記事を書きました。まあ、私の記事がどれほどの影響がある訳でもないのですが...

    ところで今日の夕方、政府がようやく決断を下したようです。
    【「軽症なら在宅療養に切り替えも」厚労相が対策緩和表明】
    http://www.asahi.com/national/update/0518/TKY200905180257.html

  4. 類と濁酒(旧魚介~)
    5月 19th, 2009 at 23:27
    4

    ここので投稿するのは初めてになりますが、よろしくお願いいたします。

    国家公務員さんのサイト
     http://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/
    週一くらいに更新するのですが、特に「煽動」政治屋 橋下徹氏をいいところを突いています。

    結局は、行政では手に負えなくなってきているので、地域間や企業間で自主的に自衛するしかない。

Comments are closed.