引越しせず

6月 16th, 2004 Categories: 1.政治・経済

引越しは私の趣味です。香港に住みはじめて以来、幾度となく引越ししてきました。同じ場所に2年も住んでいると飽きてきます。それだけじゃなく、壁紙は汚れ、浴室の天井は黴び、エアコンの効きも悪くなります。ああ、新しい家に住みたい、そうすればみんなリセットされるのに!などと思い始めるんです。結婚してからの8年程の間だけでも、海外引越し2回(は特別としても)、居住国内(香港とセブ)での引越しが8回ありました。こんなに引越しが好きな私ですが、絶好の機会にもかかわらず今回の引越しを見送ってしまいました。

私が住んでいるのは、九龍半島の先端から右上に少し上がったあたりで、ホンハムというエリアです。九龍鉄道始発駅の近くでもあります。その中にあるワンポアという(ハチソン・ワンポアという財閥が開発・プロモートしている)海に面した団地に住んでいます。

このワンポア団地を作ったハチソングループは、グループ内にグローバル・クロッシングという国際通信会社、GCMと3Gの携帯電話オペレータ、インターネットプロバイダー会社があります。そのような関係で、ワンポア団地はかなりIT化されていて、香港内のほとんどのプロバイダーを選べる環境があります。

ところでハチソングループは住だけでなく、食についてもかなり力をワンポアに注いでいます。住と食が一体化された街造りを目指しているんです。歩いて5分以内の距離になんでもあります。映画館、パーキンショップ(大規模スーパー)、ジャスコ(日系スーパー)、フォートレス(安売り電器屋さん)、中華レストラン多数、セブンイレブン、日系の本屋(ジャスコの中)、日系のケーキ屋(ジャスコの中)、薬屋、文房具屋、衣料関係のブテック多数、靴屋、スポーツショップ、フィットネスセンター、スポーツクラブ、インター幼稚園、学習塾、バスケットコート、サッカーグランド、ハチソン公園、市営プール、ホテル、銀行、海辺の散歩道、バスターミナル......

ないのは地下鉄の駅くらいですが、これも10年以内にできそうな気配が濃厚になってきました。ハチソン恐るべし。地価を上げる事なら何でもやります。ここまで便利になると、ワンポア団地を動きたくありません。そこで、引越し先の物件はワンポアの中で探す事になります。

ところがです。不景気な香港にあって、なぜかワンポアの不動産は値上がりしているんです。一説には、大陸からの金持ち移民がここの物件を買い漁っているとか。専門家じゃないので真偽の程はわかりません。売値が上がれば賃貸料も上がります。

私が住んでいるフラットは900sqf(90sqm)弱の広さです。3年前に契約したときは、HKD14000位したのを不動産屋に値切ってもらって、HKD12500で契約しました。以来この間まで、ワンポアの賃貸料は低いままだったんです。

先週と先々週に10件以上の物件を見て、タイミングが非常に悪いと思いました。どこの大家も割と強気の値段を付けています。いま引越ししても、今より狭い家に、今より高い賃貸料で住むしかなさそうです。そこで急遽、いまの大家さんと値段交渉に入り、HKD500アップで折り合いをつけました。今の家の広さで、500ドルアップなら悪くありません。

ちなみに、私が見たフラットは820-890sqfの広さで、賃貸料はHKD13800からHKD16000の間でした。(USD1.00 = HKD7.80)

私が引越ししないと宣言した先週の日曜日、家族は大喜びしました。やはり引越ししたくなかったようです。

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