右手の甲が腫れて医者へ行く

11月 6th, 2004 Categories: 健康

右手の激痛で目が覚めた。

11月4日の朝、右手の甲が痛くて目が覚めた。最初は寝ぼけていて、あー痛いなーという感じだったのだが、右手をちょっと動かしただけで、鋭い激痛がした。一度に目が覚めた。

手の平を開けたり閉めたりするだけでも、激痛が来た。

左手で、右手の甲を触ってみると、手首に近いところに、小さくて固い突起があり、その周りの肉が腫れて膨らんでいた。

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この写真は、突然腫れた日の翌朝(1日後)のもの

シャワーを浴びるときに温水を右手の甲に当てると、右手全体が温まって、手の開閉を多少行えるようになった。歯を磨こうとするのだが、ようやく歯ブラシを持っても、ブラッシングするために、力を入れる事ができない。困ったもんだ。

2日前から小さくて固い突起が出来て、触ると少し痛かったのだが、どこかにぶつけて怪我したのだろうくらいに思っていた。そのコブが、一晩でこんなに腫れて痛くなるとは思わなかった。

これは一体なんだろうか。骨折か、腫瘍か...

一番の可能性は骨折だが、手の甲には内出血も釣り傷もない。コブができるほど打てば、皮膚にもなんらかの痕が残るはず。そんなに簡単に骨折するものだろうか。(だとしたら、既にかなりの骨粗しょう症である。)

会社で一仕事して、10時半に医者(オフィスの近所の開業医)へ行った。

以前に香港の医者を紹介したが、クリニックの中の写真がなかったので、今回はデジカメを持参した。

ネーザン道に面した古い雑居ビルの9階にクリニックを構えるその医者は、陽気なオヤジさんだ。初めて診療してもらってから、既に5年以上経つ。

ボロいエレベータを出ると、すぐ目の前に呉先生のクリニックがある。

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呼び鈴を押すと、受付の中にいる看護士のおばさんがドアロックを外してくれるので、自分でドアを押して開ける。中に入ると、まずは正面に受付のカウンターがある。

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受付にいる看護士さんにデジカメを向けると、恥ずかしがって奥に逃げ込んでしまった。カウンターの奥に、薬局の薬棚がみえる。

カウンターの右手には、診療室のドアが見える。ドアには、医者の名前(呉先生の名前)が貼り付けてある。

私の知る限り、香港のクリニックの構成は、だいたいこんなもんだ。

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カウンターの看護士さんにカルテ番号が書かれた診察カードを出して、名前が呼ばれるのを待つと5分くらいで自分の順番がやってきた。

呉先生は、私の顔を見ると、いつも「ハローマイフレンド、ワッキャナイヘルプユー?」と話しかけてくる。

私は自分の右手を見せて、いつからか、最初はどんな状態で、今はどんな常態か、といった事を説明する。説明は基本的に英語なのだが、べつに専門用語を使うわけではなく、極めて簡単な日常用語を使う。(英語での説明の仕方は別の機会に譲ります)

呉先生は、私の右手を本の少し触り、私が飛び上がって痛がるのをみて、「これはGouty Arthritisではないか」と言う。

私は腑に落ちず、「これまでUric acidの数値が高かった事はないんですけど」と反論する。

まあ、とにかくレントゲンと血液検査をやろうという事になる。検査は、隣のビルにある新光X光医学化験所という検査専門クリニックで行う。

また、呉先生は、痛み止めとしてボルタレン注射をしよういう。私は、「ボルタレンはこのあいだ一瓶買ったので沢山あります」といったのだが、「いや、錠剤は効くのが遅い、注射にしよう」といって勧める。私は、まあいかと了承し、看護士さんからお尻に打ってもらう。

診療中に、頻繁に呉先生の携帯電話が鳴ってだれかと話したり、病院から緊急のページャーが鳴って、机上の電話をかけたり、大変に忙しそうであった。


ところで日本のクリニックや病院では、携帯電話は禁止という事らしいが、香港ではだれもそんな事を気にしない。携帯電話の電波が医療機器に悪さをするというが、実際に誤動作を起したり、ペースメーカーが止まったという具体的な話しは聞いたことがない。


仮に、携帯電話による事故の確率を1万分の1として、人間が起す事故を1000分の1の確率(すべて架空の数字)とすると、病院内で起る事故を減らすために、携帯電話を気にする事がそもそもの間違いであろう。それともだれか、実際に携帯電話に起因する医療事故のニュース報道をみた事があるのだろうか?

おっと、話題が横道にそれてしまった。失礼。

帰りがけに、呉先生にお願いして、診療室の写真を撮らせてもらったのが下の写真である。

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呉先生のクリニックを後にして、となりのビルに向かう。お尻に注射された痛みで、右足を引きずりながら階段を上がってゆく。

新光X光医学化験所というクリニックは、めちゃくちゃ辛気臭い雰囲気が漂っている。受付の看護士、レントゲン技師、注射で採血する女医、全員がよれよれの薄汚れた白衣を着ており、英語がほとんど通じない。みんな大陸で教育を受けて、若い頃に香港に来た人達だろうか。香港の医大を卒業していれば、必ず英語が話せるはずである。

30分程の間に、右手のレントゲン写真を撮り、採血を終了して、オフィスへ帰る。

検査の結果報告書は、2日後の土曜日に呉先生のところへ届いているはずだ。

...

さて、今日はその土曜日。11時過ぎに呉先生のクリニックへ行く。

あちこちの引き出しを開けて、私の検査結果を探し出した。

検査クリニックからの報告書には、検査の所見があり、「右手の骨、関節ともに普通。血液検査にも問題となるような異常値は無し。」と書かれている。これって、ある意味、セカンドオピニオンのようなものですよね。

実際にレントゲン写真を(私も一緒に)見ましたが、骨折などの異常はまったく見当たらなかった。

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次に、血液検査の報告書である。

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血液検査では、Neutrophils(中性白血球?)が上限値の70より多い74が異常値なのだが、肝心のUric acidは0.17(男性は0.18-0.42が正常範囲)であった。

なんだ、やっぱりUric acid値は低いじゃないか。

呉先生は、「いや、血中のUric Asid値が低くても、この部分(私の右手の甲)に(プリン体)が溜まっているかもしれない」といって、自分の診断にかなりの自信があるようでした。

ところで、右手甲の痛みですが、翌朝にはかなり改善し、3日目の今日はすこし腫れがのこっていて、コブを押すと少し痛いものの、日常生活にはほぼ支障なくなりました。

しかし不思議です。なぜGouty Arthritisの発作が出たのでしょうか。2週間前に右足首を(けっこうひどく)捻挫して、5日ほど走る事ができませんでした。今でも腫れは少し残っています。また、捻挫したときに、足首をかばって倒れたので、右の臀部にも、まだ内出血の痣がのこっていました。このような怪我により、血中のプリン体が増加すると書いてある記事がありました。

また、発作が生じる前の晩、干した小エビのスパゲッティー(トマトソース)を食べましたが、これが最後の一撃となったのでしょうか。

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One Response to “右手の甲が腫れて医者へ行く”

  1. kakyou
    5月 26th, 2011 at 17:25
    1

    全く同じところに痛みがあり(軽度ですが)、心配になってweb検索、
    辿りついて。。。納得;

    実は、自分も前日お休みでビールをがぶ飲み;;;

    持病に糖尿病予備軍があるので、少し心配してたのですが、
    原因が判って安心しました。
    ありがとうございます(-人-)

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