コンベアベルトと地球温暖化

海は、地表と大気へ大きな影響を及ぼす媒体でもあります。海は今でも知らない事が多い。海と一口に言っても、表層、中層、深層があり、そこを流れる表層海流や深層海流があり、その海流が地球規模でつながって出来るコンベアベルト(CB)があります。このコンベアベルトの変動が地表環境へ与える影響は、実はかなり大きなものがあるのではないかと私は考えています。大気の二酸化炭素濃度へ直接影響を与え得る環境要素の中で、海は最も多くの二酸化炭素を含んでいるのではないかと考えるからです。しかしながら各国政府が世論誘導していると思われる地球温暖化問題は、この海の影響を過小評価しているように思えます。海洋研究者の日常さんから、4月5日に「コンベアベルトのなぞ」についてディスカッションするサイエンスカフェがある事を教えていただきました。コンベアベルトについてはネット上の情報が少なくて、分からない事が多いので、最戦線の科学者がどのような研究を行っているか、どのような仮説があり、事実が判明しているのか、とても興味があります。残念ながら香港から会場のある品川はかなり遠くて参加できそうもありません。でも事前質問を受け付けて頂けるそうなので、以下の質問を用意しました。(事前質問欄へ送信済みです)また、当日の内容を、メインの講演者の方の映像を中心に、Youtubeへアップされれば、サイエンスカフェの今後の発展に大きな影響を与える事ができるのではないかとも考えております。会を運営する方々の活躍に期待しております。

●最新の情報を交えた、学術的なCB(コンベアベルト)の定義について教えてください。
 表層、中層、深海、極地海域の熱塩循環など、どの海流がCBに含まれるのでしょうか。
 CBはひとつの長大な循環と支流的な小さな循環の集まりでしょうか、それとも局地的な循環が複合的に集まってできた複雑な循環なのでしょうか。
 CBの分布(特に深海流)は、どれが仮定によるもので、どれが観測により確認されているものでしょうか。
 深海、中層流の流れる場所、方向、温度、密度などの観測方法について教えてください。

●最新の情報を交えた、CBが発生するメカニズムについて教えてください。
 熱塩循環と表層で起こる風成循環をCBをドライブする力なのでしょうか。
 表層と深層の海流が、極地海域での限定的な循環に留まらず、赤道を越えて地球的な循環になる理由は何故でしょうか。
 表層海流と深層還流が、赤道を越えられる理由を教えてください。

●最新の情報を交えた、熱塩循環のしくみについて教えてください。
 発生する場所。
 発生する原因。
 どのような条件で、熱塩循環は止まるのでしょうか。止まる事はあるのでしょうか。
 熱塩循環が止まった場合の、深海海流への影響。
 極地の氷が融解する事による極地海域の真水(低塩水)が増大すると、熱塩循環は止まるのでしょうか。

●CBをドライブする力という視点から見た、表層の海流と深海の海流との因果関係を教えてください。
 深海海流が止まると、表層海流も止まるのでしょうか。
 表層海流が止まると、深層海流も止まるのでしょうか。
 極地海域の循環が止まると、CBは止まるのでしょうか。
 熱塩循環が止まると、CBは止まりますか?

●CBが及ぼす、極地や各大陸への気候の影響について教えてください。
 北大西洋海流が止まると、欧州は寒冷化しますか?
 同じく、黒潮が止まる(あるいは日本沿岸から離れる)と、日本は寒冷化しますか?

地球内部密度とCBの関係について教えてください。
 地球内部密度の差により、海面高度には大きな高低差があるという事ですが、これがCBに影響を及ぼしていますか。

●CBと大気中の二酸化炭素濃度の因果関係について教えてください。
 海洋は大気中の二酸化炭素濃度に最も大きな影響を及ぼす媒体ですか。
 海洋と大気の二酸化炭素循環は、どれくらい正確に解明されていますか。
 CBの変化が及ぼす大気中二酸化酸素濃度の影響はありますか。
 
●CBと氷河期との関係について教えてください。
 氷河期・間氷期とCBの変化の因果関係についての論文、仮説がありますか。
 もしあれば、その概要について教えてください。

以上。

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  1. 海洋学研究者の日常 トラックバック | 2009/06/17
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