本末転倒の経済鈍化議論

2月 28th, 2009 Categories: 1.政治・経済

資本主義と市民社会という池田氏の記事に対して、小倉氏が例によって重箱の隅をつつくような批判を繰り返していますが、これまでの批判のほとんどは、自ら取り上げた議題に足をすくわれるカタチで議論が終了しているようです。今回の表題はこちらのように「歴史はむしろ,資本家の欲望を規制することこそ経済の持続的発展を促す」事を示そうとして、「不平等を拡大する方針に転換して以降の日本は,経済成長が鈍化」していると述べていますが、小倉氏が言わんとする「「不平等を拡大する方針に転換して以降」とは何時の日本を指しているかが不明です。

もし小泉政権の経済自由化政策を指しているのであれば、本末転倒な議論だという事になってしまいます。そもそもバブル崩壊以降の経済停滞と、重厚長大なばらまき政策が何回も不発に終わった後の事ですから、もともと経済は停滞していた訳ですから。もしバブル景気が崩壊した直後の事を指しているのであれば、wikiによれば、これもまた違うようです。

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2 Responses to “本末転倒の経済鈍化議論”

  1. truf
    2月 28th, 2009 at 19:57
    1

    帝国主義や農地改革や労働三法の話ですからマルクス史観なんでしょうね。資源が限られ労働の価値が一定ならばなんとか成り立つ話でしょうが、ソ連経済が崩壊したのはそれにこだわってイノベーションを効率的に生み出せなかったからでしょう。
    マルクスやマクロ経済に明るくないですが、彼らが言うように労働や需要に絶対価値を置けば、経済が成長することはないんじゃないでしょうか。どうも経済を静的に考えているように思いますが、リスクやイノベーションといった動的な部分はどうするんでしょう。戦前の日本の話より改革開放前後の中国経済についての考えを聞きたいものです。

  2. bobby
    3月 2nd, 2009 at 09:39
    2

    Trufさん、
    仰る通りですね。ロシアや中国を見れば、「歴史はむしろ資本家の欲望を解放する事こそ経済の維持発展を促す事を示している」ですね。

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