僕らはLibertarianか
2月 21st, 2009
Categories: 1.政治・経済
派遣村騒動以来、経済問題の記事を書き続けています。香港に住んで20数年になるからかもしれませんが、自分の価値観に一番フィットするのが、池田氏が提案する、規制緩和や雇用の流動化といった経済自由化政策です。それでいわゆる「新自由主義的政策」を自分のブログ記事でプッシュしてきましたが、おかげで小倉氏からこのように「新自由主義者」とのレッテルを貼られました。
今日、小倉氏はイデオロギーとしてLibertarianの条件をこのように書いているようですが、私は自身が新自由主義者だともLibertarianとも考えていません。私にとって経済問題の議論は、あくまで結果を重視した合理的手法の選択が最優先であり、小倉氏のこの記事のようにイデオロギーの話しをされても迷惑です。イデオロギーは有害なバイアスを生み出して心を曇らせ、合理的な思考の妨げになるだけでなく、根拠の無い思い込みによって人々を不幸にする事を歴史が証明しています。
優秀な頭脳を持つ小倉氏の(新自由主義に対する批判の)一連の記事が、いづれも的を外している事を見ても、イデオロギーが心を曇らせ合理的思考の妨げになるという良い証明になっているように思えます。
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激しく同意します。
おそらく誰も自分を新自由主義だとかとは考えてはいないとおもいます。
現実にある問題に対して、最も効果的な改善策が、
『雇用流動可や規制緩和』であって、誰も、新自由主義的な世界を作ろうとはしてはおらないでしょう。
極めて現実的に冷静に物事を見ていたら妥当な選択だと思います。
リアリストであれ!
小倉さんはおそらく、プロセスを非常に重視する方であって、あまり結果的に不幸になる人が発生することには興味がないのでしょうね。
確かに、実務を行っている人は自分が何主義化ということは考えてないですね。不普通の人は日々、より合理的な判断をおこなえるよう努力しています。何主義とかいってられるのは、学者さんか規制で守られている方々なんですかね。