労働生産性に見合った所得を望む人は多い

2月 13th, 2009 Categories: 1.政治・経済

小倉氏は「労働生産性に等しい所得を得ることが公正だと思う人はいないのではないかという気がします」と否定的に述べられていますが、青色発光ダイオードの中村修二氏をはじめとする研究開発従事者、それに会社へ直接の収入をもたらす営業担当者の多くは、(それが正しいかどうかは別として)労働生産性に等しい所得を希望しているのではないでしょうか。

小倉氏が否定する理由は、ほとんどの単純労働者の賃金が、その労働生産性に見合っていない事実が背景にあるからだと思われます。しかし企業が存続する為には、労働生産性(付加価値)の総和が人件費を含む販売経費を上回らなければなりません。存続している企業の中では、労働生産性が賃金を大きく上回っている人も多くという事です。その事実から導き出される単純化された結論は、単純労働者は(逆差別により)高付加価値労働者の賃金を搾取しているという事です。この結論が正しいかどうかは別として、一口の労働者といっても、いろいろな立場や価値観があるという事です。

ところで、池田氏の記事にかみついたり、私のとんでもアイデアを「1万円ワーカー」とこき下ろす前に、どうしたら経済が良くなるか、小倉氏なりのアイデアを示されては如何でしょうか。ネガティブな記事は読者を集める事は出来ても、建設的な議論はできません。

ちなみに、小倉氏がリンク先の元記事で述べている労働生産性についてですが、「サービス産業において、従業員の給与水準が引き下げられたとしても、労働生産性は向上しません。」とありますが、サービス提供価格が同じなら、付加価値労働生産性は上昇すると思われます。

*経済学素人ですので、学問的な理解が間違っている場合には(あまり刺激的でない表現で)ご指摘頂ければ幸いです。

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