香港の自由経済は150年の実績がある

2月 5th, 2009 Categories: 1.政治・経済, 3.中国ネタ

小倉氏が指摘されたジニ係数ランキング表を見ると、香港はワースト16です。香港の上下には、高インフレや社会不安が蔓延するアフリカや南米諸国の名前が連なっています。

労働者が勤労意欲を失うのは何故でしょうか。南米やアフリカの多くの社会では、先に金持ちになった人達(先行者)が、政府に働きかけていろいろな規制を設け、経済格差を固定化しようとします。どんなに頑張っても貧困から抜け出せないと思えば、労働者は将来に絶望し、日々を無気力に生きるようになります。これは南米やアフリカ諸国だけの話しではありません。昔の社会主義諸国は、搾取する富豪や資本家はいなくても、共産党か軍で出世する以外に夢の無い社会であり、それゆえ労働者の勤労意欲は最低でした。そこで結論を言うと、貧困や所得格差は、勤労意欲を低下させる直接の原因ではありません。どこの国のどんな社会体制のもとであろうと、どのような経済状態であろうと、社会層が固定され、労働が夢につながらない社会には希望が無く、それゆえ労働意欲を喪失するのです。

さて、香港はどうなのでしょうか。香港はイギリス統治領であった頃から現在まで、規制の少ない自由経済政策を150年近くも続けてきました。その自由経済の下で成功した金持ちは、宗主国から来た英国の貴族や資本家ばかりではありません。香港の富豪の多くは、身一つで、大陸から戦争や革命を逃れてきた大陸系香港人です。香港には今でも成功の夢が残っています。だから香港は、世界有数の所得格差があるにもかかわらず、人々は勤労意欲を失わず、元気に働き続ける事ができるのです。

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2 Responses to “香港の自由経済は150年の実績がある”

  1. けけ!
    2月 5th, 2009 at 23:13
    1

    データで議論できなくなったら夢かよ。
    そういや、「「階級闘争」を叫ぶ人々は、イデオロギーではなく客観的データで論じてほしいものだ。」とか言ってた人は、データ出されたら黙っちゃったな。

  2. bobby
    2月 6th, 2009 at 01:06
    2

    けけさん

    コメント有難うございます。けけさんにお聞きしますが、ジニ係数(GDPが949ドル)が上から5番目のインドは労働者の楽園でしょうか?非常に少数の大富豪と、圧倒的多数の極貧労働者の国でも、ジニ係数はこのように低いのですね。ジニ係数を持ち出したのは小倉氏ですが、労働意欲と関連させようという小倉氏やけけさんの考え方自体が間違っているとは思いませんか。

    また、小倉氏の言う労働意欲とは、労働者の精神的な状態を現すものですから、夢や希望という精神的な状態をネタにするのが適切でないとは思えませんが...ちなみに夢や希望はイデオロギーとは異なりますね。異論があれば、またコメントください。

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