失業予備軍への指南書

1月 29th, 2009 Categories: 1.政治・経済

香港に住んでいても、日本のテレビがリアルタイムで見られる世の中です。日本の自宅に置いたスリングボックスと、遠く離れた香港パソコンをインターネットでつなぎ、パソコンとテレビをつなげば、日本のテレビを香港に家のテレビで見られるのです。グローバリゼーションが生きる世界が広げ、ネットがその世界を狭くしていると言えます。今週日曜から昨日まで、香港は春節(旧正月)休みで、ずっと家でごろ寝しながらテレビとビデオ三昧で過ごしていました。その間にも新たに解雇された非正規労働者のニュースを毎日のように報道されていました。

いま非正規労働者である人は、たとえまだ解雇通告を受け取っていなくても、以下の備えを行って、解雇通告を受け取った場合のダメージを最小限にする用意をしてください。
1)住民票の有無

現在居住している街に住民票を移していない人で、失職後もその街周辺で求職活動を行いたいと希望する場合には、すみやかに住民票を今すんでいる街へ移してください。

2)ハローワークカードの取得

こちらで説明しているように、都合をつけて最寄のハローワークへ行き、求職申請してハローワークカードをもらいます。 まだ失職していない人の登録理由は、「より良い仕事」を見つけて転職する事が(失職するまでは)当面の目的です。

3)安いアパートの確認

工場の寮を追い出された場合、すぐにアパートへ移れるように、不動産屋をまわって安い賃貸物件を探して目安をつけておくべきです。あなたの街周辺の賃貸住宅の相場や、入居に必要な初期費用も明確になります。 こちらから雇用促進住宅の空き室検索ができます。あなたの近くに空き室があれば、ぜひ転居の候補に加えてください。

4)貯蓄の確認

有る適度の貯蓄を持っている人は、定期があるなら解約し、すぐにつかえる普通口座へ移しておく事をお勧めします。また、もしも失職して会社の寮を追い出された場合を想定して、アパートへ入居した生活した場合、何日間・何週間・何ヶ月間生活できるかをエクセル表(*1)でシミュレーションしておく事を強くお勧めします。

5)失業保険申請の用意

あなたの雇用契約に失業保険が含まれている場合、どのような手順で、どこへ行けば申請と給付が受けられるか、最初に給付されるまで何日必要かを認識しておく事は大事です。 こちらにも簡単な手順があります。
6)生活保護申請の用意

貯蓄がほとんど無く、生命保険にも加入しておらず、生活を支援してくれる有力な親族もいない人は、生活保護の申請の用意をしておくべきです。生活保護は申請から承認まで2週間から1ヶ月くらいの期間が必要なようですから、少なくとも1ヶ月間の住居と生活費をいまからすぐに工面しておくべきかと思います。生活保護に関する詳細は、こちらをご覧下さい。
7)攻撃的求職活動

ここまでの用意が整ったあなたに必要なのは、人生に対するより積極的な態度です。攻撃は最大の防御と言いますが、仕事についても同じ事がいえます。より良い仕事を見つけようと思ったら、就業中のいまから転職活動を開始しましょう。企業の人事担当者は、失業者より現在勤め人の方により良い印象を持つのは事実です。ここからネットで求人情報検索できます。

8)ハローワークについての理解を深める

こちらはハローワークのインターネットサービスです。 ハローワークがどれだけあなたの役に立つか、いまのうちに良く理解しておく事はきっとあなたの為になるでしょう。

9)緊急用の臨時職を検討しよう

解雇された後アパートに入居し、すぐに転職先が見つからない人は、生活費を補填するための臨時の職を検討しましょう。具体的にはコンビニや飲食店のアルバイトです。 臨時職の検討場所は、あなたが住んでいる生活圏の中が良いと思います。時給と就業条件と給料日を確認して、臨時職を得た場合にどれだけ生活費の足しになるかを確認しておきましょう。

10)共同生活は個人の生活費を低減できる

昨今の人員整理は、一度に大量の労働者を解雇するようです。あなたが解雇される時は、あなたと同じ身分の同僚も同時に解雇される可能性が高いでしょう。日頃からあなたと相性が良く、金銭感覚や経済状況が似ている人(あるいはもっと良い人)を選び、もしも一緒に解雇された時には、共同生活のパートナーとして、アパートや生活費の経費を折半するような約束をしては如何でしょうか。 困難に立ち向かう時には、1人より2人での方が容易な場合が多いようです。(但し、あまり多いと仲間割れするので要注意)

11)最後に
人がパニックになり合理的な行動がとれなくなくなるのは、それが不測の事態だからです。今から失職にたいする備えがあれば、ある日突然に解雇通知を受けても、淡々とダメージコントロールプランに従って行動する事ができます。

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*1:生活シミュレーションで検討すべき生活費項目

【アパート入居時初期費用項目】 敷金、礼金、初月の家賃、布団一式(敷布団、掛け布団、まくら、毛布、シーツ、布団カバー、枕カバー)、炊飯器(米さえ炊ければ食費はかなり抑えられる)、テフロン小型鍋(インスタントやレトルト食品用)、テフロン小型フライパン(料理できる人は、自炊すれば更に食費を抑えられる)、缶切り(缶詰類は調理不要なおかず)、食器(何でも使える大型丼、マグカップ、広い皿、箸、スプーン)、タオル類(バスタオル、タオル)、石鹸、シャンプー、リンス、食器洗剤、歯ブラシ、歯磨き

【毎月の生活費用項目】  家賃、朝食代、昼食代、夕食代、電気代、ガス代、水道代、通勤の交通費、ネットカフェ代、予備費

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