銀行口座を作る難しさ

8月 14th, 2004 Categories: 1.政治・経済

関西空港の12番搭乗口でこの記事を書いています。私の夏(お盆)休みも今日が最終日。今晩遅くに自宅へ付く予定です。

搭乗開始まで少し時間があるので、日本に帰ったときに経験した、銀行口座を作る困難について書いてみます。

私は、香港に住居を移して20年近くになるので、日本のどこにも自宅というものがありません。日本国内で公的に通用する身分証明書がパスポートしかありません。自分の苗字を彫った印鑑も(だいぶ前に紛失してしまい)ありません。このような私は、日本国内でどの銀行の窓口へ行っても、口座をつくる事ができません。

その3つの理由は:
1)印鑑がないのは、もっとも大きな理由
2)定住住所がない。(ただし、親類の住所を自分の住所と偽って申請すれば可)
3)定住住所を明記した公的な身分証明書(運転免許証、国民年金保険証など)がない。(パスポートの最終ページが未記入で、現住所として偽って申請する親類の住所を書く事ができれば可)

日本国内に定住している日本人は、上記の3要素を容易に用意できます。(というか、もっていて当たり前)銀行の窓口でも、そのような前提で口座の申請用紙のフォーマットを作成いているようです。

ですので、もし私が、窓口の女性にすべての状況を正直に伝えたとしたら、まず間違いなく「お帰りはあちらのドアです」という事になるでしょう。

私の場合、下記のようにしました。
1)印鑑は、田舎の母から借りた。(もらったというべきか?)
2)定住住所は、田舎の母の家とした。
3)パスポートの最終ページ(自宅の住所を書く欄)は今まで使う必要がなく空白となっていた。この場所に母の住所を記入して、居住している住所という事にした。

このように用意をするまでに、3回ほど銀行の窓口で口座開設に失敗しました。

最終的に口座開設に成功しましたが、それでも日本人が、パスポートを身分証明書として持参すると、窓口の女性は明らかに驚き、疑いの目で見られました。(この人、最近うわさのオンライン詐欺で使う口座をつくるのかしら...)

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