「選り好み」する前に自活して下さい

1月 27th, 2009 Categories: 1.政治・経済

労働者がより良い会社、より良い職業を選びたいという気持ちは十分に理解できます。職種に好き嫌いがあるのは当然だし、仕事内容に興味が持てる事は楽しく働く上で重要だし、賃金が高い方がモチベーションも上がります。

しかしながら誰もがベストな職種や会社に入れる訳ではありません。良い職は多くの求職者と競合しますので、学歴、資格、能力、経歴、面接時の印象などの条件を比較し、会社にとってより好ましそうな人が選ばれるのは道理です。なかなか良い職につけないという事は、書類選考で落とされるのであれ、面接試験で落とされるのであれ、そのような条件において他の求職者より魅力に乏しいからに他なりません。

小倉氏はブログ記事で、「失業者の希望水準が高すぎる場合にはどこかで現実と折り合いを付けさせることは必要だと思いますが...飲食店チェーンの仕事とか,数ヶ月で雇い止めされることが分かっているお役所仕事等にまで飛びつかないということを非難しても始まらない」と述べられています。このような労働者が折り合いを付けるべきは、自分の生活ではないかと思いますが如何でしょうか。

飲食店の仕事がやけに低く見られているようですが、飲食店で働いている人は全国に沢山います。私のはじめての仕事も中華料理の皿洗いでした。手っ取り早く始められて、すぐに仕事を覚えられるので、誰でも出来ます。客から聞いた注文を紙に書いて厨房へ渡すのに、接客能力なんて不要です。留学生のバイトでも務まる。それも嫌なら皿洗いもある。賄いがあるので食事にも困りません。数ヶ月のお役所仕事にしても、それで生活が一息つける。今日の飯にも困るような失業者は、「選択の自由」を要求するよりも、まずは自分で自分の生活をなんとかすべきだというのは、はたして暴論なのでしょうか。

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