ホリエモンの新しいニュース批評事業を予測する

4月 6th, 2013 Categories: 1.政治・経済

堀江貴文氏は出所後の記者会見(*1)で、「ネットを使った新しいニュース批評を事業化していきたい」と述べたようです。これについてググると、既にKubota Hiromiという方が予測(*2)しておられいますが、ホリエモンのメルマガを読み続けてきた私は、別の予測をしてみました。

1)ニュースのネタは通信社から買う

ニュース配信を事業として考えると、取材して記事を書くという事が必要だと考えてしまいがちですが、これは高コストかつ低付加価値なのでやらないと思います。ニュースのネタを仕入れるだけなら、共同通信社(*3)やAP通信社(*4)などニュース配信を専門とする会社から買う方が経済的です。

2)批評と解説で付加価値を付ける

ニュースの面白さというのは、記事の中の事実そのものよりも、その記事の分析や解説にあります。テレビの報道バラエティー番組では、個性的な解説者が多く出演してそれぞれ意見を述べる事で視聴者の興味を引きますが、内容的には「砕けすぎ」で信頼性も高いとはいえません。村上龍のJMMというメルマガ(*5)では「金融経済の専門家たちに聞く」というのがあり、1つの課題について複数の専門家がそれぞれ自分なりに分析・解説するという趣向でしたが、内容がかたすぎたと思います。1つの良い例として、ニッポン放送のザ・ボイス(*6)というラジオ番組があります。その時々のニュースネタ7つを選び、青山氏・勝谷氏・角谷氏・渡辺氏などの解説者が日替わりでニュースの解説をおこなっており、Podcastでの配信も無料で行なっています。ちょうどこれの活字版を、ホリエモンの人脈で選んだ各分野の解説者が柔らか目の口調でニュースの分析と解説を行い、ニュースに付加価値を付けるのではないかと考えます。

3)メルマガ形式で配信する

ホリエモンのメルマガ読者には自明の事ですが、堀江氏はメルマガというビジネスモデルを非常に高く評価しています。そしてメールで配信すると、パソコンだけでなくスマホでもタブレットでも容易に読む事ができます。おまけにメルマガは極めてシンプルかつ低コストで作成と配信ができ、課金モデルも日本では確立しています。ニュース配信は間違いなくメルマガ形式です。ただし、メルマガ配信のニュース記事を数日遅れでウェブサイトに掲載して、無料で閲覧できるようにするかもしれません。

上記を要約すると、堀江氏がやりたいのはメルマガ版のBusiness Insider(*7)ではないかと考えます。

ところで堀江氏はなぜニュース配信事業に興味をもっているのでしょうか。1つには、ライブドア事件(*8)で検察の暴走を許したのは新聞社による世論誘導があったと感じているからではないでしょうか。このような新聞業界のダークな面を体験して、新聞業界を密かに改革したいと考えているのかもしれません。

 

参考資料:
1)“新しいニュース批評の形”を事業化したい〜堀江貴文氏会見全文〜
2)ホリエモンの考える「新しいニュース批評の形」を勝手に考えてみる
3)共同通信社
4)AP通信社
5)Japan Mail Media
6)ザ・ボイス そこまで言うか
7)ジェフ・ベゾスの新しい戦場 Business Insiderはニュースルーム・バトルの台風の目
8)ライブドア事件

 

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