自己責任の意味

1月 16th, 2009 Categories: 1.政治・経済

池田信夫blogで述べられているが、失業は「自己責任」ではない。その通りです。不況による人員調整は、被雇用者の自己責任ではありません。しかしながら非正規雇用という不安定な職を(自ら選択した人もいれば、しかたなく選択した人もいるでしょうが)得た以上は、事前の失業時対策(ダメージコントロールプラン)は自己責任で作成すべきです。

更に言うと、クビを宣告されてから路頭に迷うまで1ヶ月あれば、ハローワークで職を探す他にも、生活保護を申請する事だってできる筈です。有効求人倍率0.76といっても、ソバ屋や町工場の求人はいくらでもあるでしょう。生きる為に必死になるのなら、とりあえずそういう職も検討すべきでしょう。まさかそのような職まで払拭したという話しは聞いていません。

憲法25条1項で保障された生存権は、ソバ屋や町工場で「健康で文化的な最低限」の生活を保障しているのであって、寮つきで月収20万のよりよい職を得る探す為に、「選り好み」の権利を保留する人たちは対象外だと思われます。そういう意味で、日本のハローワークは憲法で保障された生存権を十分に満足していると思われます。

追記:記事冒頭にある、失業は「自己責任」ではない。そうではなくて...という接続詞の表現は誤解を招くので書き改めました。

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2 Responses to “自己責任の意味”

  1. hiroro
    7月 3rd, 2009 at 11:55
    1

     はじめまして、
    半年以上前の記事にコメント失礼します。

     私自身もいわゆる派遣切りで、13年勤めていましたが2月いっぱいで解雇されました。失業後はハローワークを通して介護の職業訓練を受講して、まもなく修了して就職先も決まりました。

    私は13年勤めてたおかげもあって、余裕があって次に備えることができました。しかし、僕と一緒に働いていた方(派遣元は違う会社ですが)は、解雇を宣告されて、その翌日には寮を追い出されるなどという例も目にしました。僕の知ってる人は当初1年の契約でしたが、実際は3ヶ月弱しか仕事ができていませんでした、給与も残業がほとんど無い状態だと手取りで10万円ほどしか貰っていなかったようです。そんな状態だと事前の失業時対策なんて取りようがなかったのではないかと、推測していますが間違っているでしょうか。派遣といっても、僕たちのような常用型派遣と紹介予定派遣では、また状態が違ってきます。派遣村では、それに便乗してタダ乗りした人もきっといるでしょうが、派遣切りであそこに辿り着いた人は、ひどい切られ方をした方もいたはずです。
     事前の失業時対策すること、これは当然なんですが路頭に迷ってしまっている人たち皆が、事前の失業時対策を怠った結果だと、世間一般で認識されるようじゃ困るなと心配しております。私ひとりが実際に見聞きできたのは、ごくごく狭い範囲ですが派遣切り云々といっても、様々なケースがあるのだと分かっていただきたいです。そんなことは管理人さんは、分かっていてあえてそう書いたのかもしれませんが。お目汚し失礼しました、お気を悪くされたら申し訳ありません。戸籍、国籍、選挙権の記事を興味深く読ませていただいてます。ありがとうございました。

  2. bobby
    7月 4th, 2009 at 17:18
    2

    hiroroさん、解雇されて大変でしたね。でもhiroroさんはたぶん、派遣でなくても十分に働ける方なのでしょう。もし差し支えないようであれば、以前の職業と、職業訓練の内容、それに現在の職業を教えてください。どのような「職種転換」をされたのか興味があります。

    >派遣といっても、僕たちのような常用型派遣と紹介予定派遣では

    日本では整理解雇はめったにないので、みんな忘れているのかもしれませんが、短期であろうと常用型であろうと、派遣は正社員のバッファーである事にかわりません。また正社員を整理解雇する前には、まず全ての派遣を切る事が条件になっているようですから、今回のような不況においては、派遣が切られるのはあとから考えれば当然であったという事ではないでしょうか。

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