中国医を突撃レポート(前編)

8月 5th, 2004 Categories: 健康

半年前に左顔面の顔面麻痺にかかり、1ヶ月で全快した友人T氏の顔(左半面)が、今度は断続的に痙攣するようになりました。内科医にかかったところ、痩せるか、手術して血管を取るかしないと治らないと言われ、再び中医(西洋医学の医者ではなく、中国4000年の医学で治療する診療所)の神通力にすがる事になりました。今日は、その友人に同行して、中医の院内の様子や、治療の様子をレポートします。

友人Tさんは、私と同じIT関係の仕事をする同業者です。彼は昨年12月はじめに、スイッチがパチッとオフしたように、突然に左半分が顔面麻痺になりました。彼には、自宅のソファーに寝っ転がって、扇風機に当たりながら、ウェブサーフィンしながら昼寝するという奇癖があり、多分にこれが顔面麻痺を引き起こしたのではないかと言われました。(言っているのは私だけかも?)

麻痺は左顔面に生じ、目を閉じる事も、口を動かす事も、鼻筋の線を境にして、左側だけできません。もちろんほほも動きません。味覚も、下の左側だけ、まったくありません。

目が瞬きすると左目が白目を剥くし、笑うと右側の口だけが釣りあがるので、異様な表情となってしまいました。

その日の夕方に会社の同僚がT氏を、内科医へつれて行きました。医者は、ビタミンBとステロイド消炎剤を処方しました。その医者に、中医も紹介されました。顔面麻痺は、薬の投与と中国式の針やマッサージの治療も一緒に行うように薦められました。(西洋医が中医を紹介するなんて、さすがは香港ですね。)

T氏と中医との出会いは、そのようなところから始まりました。

内科医に紹介された中医は、T氏の感触では「有能」な感じでなかったそうです。そこでT氏の奥さんが八方手を尽くして良い中医を探しました。それが、今の中医の診療所と出会いです。

針治療を毎日行った結果、発症して3週目くらいには、左目もかなり閉じる事が出来るようになりました。月末には、左右の顔の動きに違いは感じられないくらいに治癒しました。このような中国針の治療に、私も、回りの友人も、大変驚きました。

恐るべし、(縫い針のように太い)中国針の威力!T氏の顔面麻痺は、本人もわからないくらいに感知しました。

それから半年....

T氏の左顔面を、再び異変が襲いました。

今度は、顔の左半面が、時々痙攣するようになりました。そして、週ごとに痙攣の頻度が高くなってくるようでした。最初は、また顔面麻痺が再発かとビビリましたが、内科医へ行くと、今度は違う原因だと言われました。

顔面神経の横を通る血管が、動脈硬化などの原因でうねり、それが顔面神経に触れる事で、顔面が震えるようになるのだと言われました。顔面神経に触れる血管を除去するのが西洋医学の治療方法だと言われました。

という事で、お医者さんは、手術以外の方法としては「体のむくみを抑えろ、それしか無い」とダイエットを指示しました。

とりあえずダイエット(朝はゲロ不味のシリアル、昼はそば)を始めたそうですが、体重が減っているようには見えません。いずれにせよ、ダイエットだけでは心もとないので、再び中医へ通う(縫い針のように太い針と遭遇する)決意を固めました。

彼の中医通いが、また始まったのです。

さて、ようやく中医の診療所を紹介するところまでたどり着きました。T氏が通う中医の診療所は、私の住むワンポアのすぐ近くにあるベンツの代理店ビル(ヤンフービル)の裏側にあります。

まずは診療所があるビルの入り口をご覧下さい。会社が終わった後、夜の7時頃に通いますので、既に看板に明かりが燈っています。入り口の右には、パーキンショップというスーパーマーケットがあり、右側は別のマッサージ屋さんです。

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T氏が通う中医の診療所は、虹橋中医全科医館といいます。服務範囲などは、下記の看板の内容をご覧下さい。穴位というのはツボの事です。針灸はわかりますよね。中医内科というのは、中医さんが問診して、漢方薬を処方してくれる事を言っているのでしょう。T氏も、まずは問題の症状を言って、治療方針を決定してから、実際の針やマッサージを行っているのだと思います。という事で、治療だけではなく、漢方薬の処方と販売も行っています。

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ビルの入り口を入って、そのまま奥に進むと、左手に診療所(下の写真)があります。入り口の雰囲気からして、西洋医の診療所とはだいぶ趣きが違いますよね。入り口の左右両脇には、各種漢方薬のショーケースがあります。

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入り口を入って左側は漢方薬コーナー(病院で言うところの薬局)です。壁一面と手前のショーケースに、各種漢方薬がぎっしりです。

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漢方薬ショーケースの中をご覧下さい。ほんの一部ですが、上段中央は冬虫夏草、中段の真ん中と右は田七人参、下段の左は飛び蜥蜴(?)で中央から右はタツノオトシゴです。

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冬虫夏草のアップをご覧下さい。(アップといっても大した事はありませんが)左側は値段が高いもの、右側は安いものです。こんな虫の干物を口の中に入れるのかと思うと、気が遠くなるかもしれませんね。

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このような各種の漢方薬の材料を、下の写真のはかりで重さ(1両=約30グラム)を計測して、混ぜ合わせて調合します。

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漢方薬を混ぜ合わせるのは、写真中央にある、ステンレス製の粉砕機で行います。漢方薬の素材を全部この箱の中に入れ、電源スイッチを入れると、「ゴーッ」という音とともに、中にあるすべての素材が粉々に粉砕されます。そのようにして調合された漢方薬の(かび臭い)粉を、T氏は水と一緒に飲み下しています。(私ものませてもらったが、たいへんかび臭くて不味かった)

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記事がかなり長くなりましたので、実際の中医による治療の様子などは、次回にお伝えします。

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