国内工場はもういらない

1月 10th, 2009 Categories: 1.政治・経済

昨夜、小倉さんへのリプライ記事を書いたあとで、国内工場(雇用)の必然性について再考してみました。実は、以前から良く聞いていたのですが、日本から中国やアジアへ工場進出した中小下請けメーカーの経営者さん達の多くは、日本の工場はもういらないと考えている人が多い。理由は簡単です。事務職にしろ工場ワーカーにしろ、国内工場よりも香港や中国の方が生産性が明らかに高いのです。しかも国内より賃金が安く、雇用規制も緩い。しばらく前から、企業が国内工場を維持する必然性がもはや無くなっています。これは恐らく、大企業でも有る程度あてはまる事でしょう。日本で量産しているもので、技術的に中国工場へ移管できないものは何もありません。政府が金融危機の対応を誤り、愚かにも雇用規制をこれ以上強めるようであれば、企業はいつでも義理と人情をギブアップして、国内工場を閉鎖するというオプションがあります。そうなったら、派遣切りどころか正社員の雇用まで含めて、工場まるごと消滅してしまうでしょう。

日本のメーカーが国内に工場(雇用)を残す経済合理的なメリットを見出さない限り、最後は米国のように国内工場はほとんどなくなってしまうでしょう。私が提案した国内ワーカーの賃金を1万円にするという考えは、かなり過激な案ではあるけれども、企業が国内に工場を呼び戻して、雇用を創出するという目的にかなっているのです。

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