奥さんがPDAでメールするまでの話し(3)

8月 3rd, 2004 Categories: コンピュータ及び科学全般ネタ

ある日、うちの奥さんが、携帯電話でメールしたいと言い出しました。私が苦悩した2週間の記録を連載でお伝えします。連載三回目は、失敗の墓穴が更に深まる話しです。

携帯からメールをあきらめたうちの奥さんですが、外出先でのメールをあきらめたわけではなかったようです。

夕食を食べ終わった後、奥さんが突然、「わたし新しいキカイをかったの」と言いました。

奥 「今日の夕方、オレンジであたらしいキカイをかったのー。セッテイするのを助けてくれないかしら」
私 「ええっ....」
  (しばし絶句の後で)「どんなキカイを買ったの?」
奥 「ブルーベリーっていうんだけど」
私 「おまえ、それはブラックベリーの間違いだろう」
奥 「そうそう、そのブルーベリーよ」
私 「....」

というわけで、真新しい3Gの紙袋(オレンジは、今、WCDMAの電話器を売る3Gという会社をつくり、そちらの電話器を一生懸命にプロモーションしている)から、ホコリをかぶったブラックベリーの箱を取り出してきました。

ブラックベリーというのは、電話器のついた電子手帳です。Palm系列ではなく、このモデルは中国語も日本語もできません。

そういえば、オレンジは在庫処分のために、先月まで1台HKD2000くらいで販売していた古いモデルを、1年間の契約と抱き合わせで、HKD98ドル(1MBのパケット使用料込み)の月額料金でプロモーションしていたのを思い出しました。

奥 「これねー、安かったのよ。たったの500ドルなんだから」
私 「いーねー。うちのSY君もかったんだよねー。ところでこれ、日本語使えないの知ってるよね」
奥 「....」
私 「ローマ字でメールすれば良いんだし。携帯電話よりずっと楽じゃん」
奥 「えー、日本語が使えないなんで、いままで気が付かなかったー。ショックー!」

なんと奥さんは、前金HKD500払い、HKD98を1年間払い続けるパッケージ契約に加入しておりました。1年経たないと、この契約は解除できないようです。

翌日の夜、
奥 「ローマ字でメールやってみたんだけどさー、やっぱりだめだわーコレ」
私 「うーん、それじゃ今の電話の代わりに使ったらー」
奥 「これの契約は、データだけだから、電話をつかうとすごく高いのよー」
私 「....そういえば会社のKさんが、Treo270をあげようかーって言ってたっけー」
奥 「えー、それ本当?いまからでもお願いしてもらえるかしら」
私 「明日、聞いてみるよ」

Treo270というのはHandspringという会社が出したPalm系列のPDAなので日本語化できます。カラー液晶がついていて、電話機能もあります。まさに奥さんが欲しかった理想のカタチといえます。

そういう事で、ブラックベリーでローマ字メールをギブアップした奥さんは、次なる希望へと夢を託すのでした。

(続く)

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