天は自ら助けるものを助ける

12月 9th, 2012 Categories: ブログ評論, 1.政治・経済

赤木智弘氏の仕事の無い人間を妬むなよ(苦笑)は、3回読みなおしたのですが、正直良くわからない記事でした。

この記事は竹中平蔵氏が述べた「貧しくなる自由と、成功した人の足を引っ張るな」と、宮島理氏の賛同記事を批判したものだと理思います。なぜなら本記事は、「この両者の強弁は、ハッキリ言って無知蒙昧に過ぎる」と述べているからです。

ところが腑に落ちないのは、その後の段落にて、「少なくとも現状としては、グローバル化する経済市場で勝ち残るには、効率化以外にありえない」とか「資本主義における「増強」とは産業の効率化に他ならないのであり、効率化の上で働く人間が減るのは必然」とか「そうした文脈の上にベーシックインカムや、負の所得税という新しい利益分配の考え方が産まれ」と述べており、竹中氏の経済施策およびセーフティーネット政策に近い考えを、筆者の意見として述べている事です。いったい赤木氏は、竹中平蔵氏を非難しているのか、彼の考えに賛同しているのか、この記事を何度読んでも理解できません。

赤木氏はフリーターやニートを擁護する立場のようですので、竹中氏の「貧しくなる自由」という言葉に脊髄反射的にこの記事を書いてしまったのでかもしれませんが、その実、考え方は竹中平蔵氏とさほど違わないという事を自覚していないのではないかと疑わずにはいられません。

ところでこの記事で赤木氏は、「この社会において個人責任の範疇など、たかが知れている」と述べており、日本が不況で就職が難しい事は個人の責任ではないと述べていますが、これは彼の大きな勘違いを示していると思います。何が勘違いかというと、日本で貧しい生活と言われているレベルが、ベトナムやタイやミャンマーや中国の地方と比較すれば、いかに豊かな生活であるかがわかっていないという事です。

私も竹中平蔵氏と同じ意見で、日本には経済的に貧しくなる自由がある事を知っており、少なからぬ若者がその自由を選択しており、住民票もなくなるほど落ちぶれる前であれば、やり直す事が容易である事を知っています。

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