世襲議員は批判されるべきか

11月 20th, 2012 Categories: 1.政治・経済

山内康一氏が世襲議員への批判的な記事を書いています。たまたま議員の家に生まれたから有利というのはフェアではないとの事です。世襲議員を批判しているのは山内氏だけではなく、多くの方が批判しているようです。しかしこれは、非常に視野の狭い意見だと言わざるを得ません。

世の中の多くの家庭では、多くの子供が父親や母親の職業に影響されて、自分の職業を選んでいます。地方公務員、教員、警察官、エンジニア、音楽家、芸能人、プロ運動選手、自衛官...数えだしたらキリがありません。F1レーサーで有名なアラン・プロストの息子のニコラ、ネルソン・ピケの息子のピケJr、中嶋悟の息子の一貴はプロ・ドライバーです。

私はITエンジニアで、家でもパソコンに向かっている時間が長いのですが、そういう父親の背中を見ている息子は小学校低学年の時から自分で覚えてキーボードを叩くようになりました。高校生の現在はマック使いで、放課後に週一で会社に来て、学校の友達と一緒にプログラミングを習っています。(私のアレンジではありません)息子がITエンジニアになるかどうかは今のところ不明ですが、父親の職業に大きな影響を受けている事は確かです。

このように考えてゆくと、政治家の息子(娘)が親の背中を見ながら影響を受け、世の中の事を(他の子供より多く)意識するようになり、結果として政治家を志すようになるという事は自然であろうと考えます。世襲議員にも石破茂氏や河野太郎氏のような特徴ある優秀な議員はいます。逆に、世襲では無いなんとかチルドレンの中には無能な議員もいます。世襲というフィルタを通して見る事には害あって利はありません。

要するに世襲議員であるかなどはどうでもよく、本人が有能かどうかという事が重要であり、親のジバン、カンバン、カバンを引き継ぐという事は2次的な事に過ぎません。もしこれを問題視するならば、世の中に多数いる、オーナー企業の世襲社長を問題するべきではないでしょうか。

そういう訳で、世襲議員という切り口での議員批判は、筋が悪いので止めましょう。

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