失敗から学ぶ株式投機(2)

12月 19th, 2008 Categories: 失敗から学ぶ株式投機体験談

素人にとって、銭は理論上の存在でもゲームのお札でもない。ルーレットゲームで1万ドル賭けても平静でいられるが、マカオのカジノで1000ドル賭ければ、口から心臓が飛び出すほどにバクバクする。これが素人である。

昨年の夏に300万円であった銭は、株券に化けたあとで、今年の10月には30万円に縮んでしまった。さすがの私もそうとうドキドキしたが、10年の経験がものを言って、胃潰瘍は免れた。私が株を始めたのは、アジアに通貨危機が訪れる数ヶ月前であった。購入した株もファンドも、あっという間にキリモミ状態で墜落し始めた。600万円くらいあった金融資産が、1年くらいで5分の1になった。

その頃はフィリピンで事業を始めたばかりで、手元のキャッシュが底をついて、かなり値下がりした株やファンドを、泣く泣く手放して現金化した。株価がやっと買値近くまで戻した頃には、すべての金融資産を手放していた。香港に戻って半年ほどで、持っていた株が買値の5倍まで値上がりした。売らずに持っていれば、マンションが1軒買えた。うちの奥さんは泣いて悔しがった。そんな悲しい修羅場をくぐって来た俺にとって、リーマンショックもいつか来た道だ。
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前回見せたグラフの通り、私の銘柄は底値から260%も値上がりした。ここから上がるにしても、下がるにしても、そろそろ株券を一度、現金化すべきだと判断した。前回のレッスン1の通り、下がったら買い戻して株数を増やす。上がりだしたらすぐに買い戻して、上昇がひと段落する頃合を見て、また現金化する。平均購買単価HKD0.184の株券を、今日、HKD0.036で売り飛ばした。来週前半には現金が口座へ入金されてくるはずだ。

さて、目論見通り下がり始めるだろうか、それとも引き続き緩やかに上がり始めるだろうか。

ここで今日のレッスンだ。

レッスン3:
売る時には、株価が上がる時の買い戻し価格、下がる時の買い戻し価格を決めておく。

下がる目論見で売ったのだが、目論見が外れる事はよくある事だ。いくらまで上がったら、目論見が外れたと判断するか。いくらかで下がったら、利益確保の為に買い戻すか。気持ちが冷静ないま、それを決めておいて、かならず守る事だ。

今回、私の買戻し価格は、
上がる場合はHKD0.04で買い戻す。(目論見が外れたと判断)
下がった場合はHKD0.02で買い戻す。(目論見通りなので利益確保)

さて、市場はどう動くだろうか。

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