失敗から学ぶ株式投機(1)

株式投資には、リスク分散とかアセットアロケーションなどという言葉があるが、それは既に十分な種銭を持っている人が考える事であろう。手元に100万円しかない人が、国内株式に30万円、中国株に30万円、残りは投信買ってリスク分散だーっなどと考えるだろうか。そういう事は、年に15%のパフォーマンスが出れば左団扇で暮らせる人が考えればよい。

私の目標は、手元の100万円をいかにして短期で1000万円にするか、という事である。10倍というのは神業のようであるが、数年で株価が10倍になる銘柄なんて、探せば香港にはたくさんあるから不可能ではない。1000万つくったら、次はこれを5倍にしよう。種銭が5000万になれば、一般ピープル(死後)の種銭としては十分である。リスク分散して損しない投資に切り替えよう。インデックスファンドを買って、年で10%のパフォーマンスでも良い。1年に500万円の収入があれば、それだけで普通の暮らしができるじゃないか。老後は安泰だ。

100万円の種銭を短期で10倍にして、更にその5倍にする為には、ハイリスク・ハイリターンで行くしかない。だからこれは投資ではなくて投機、いやまさにバクチである。素人の私が10年に及ぶ失望と涙の経験から編み出した、「失敗から学ぶ株式投機」の術を、これから現在進行形(つまり種銭を増やしながらブログ記事を更新)で披露したい。このシリーズ記事が終了する時、それは私の種銭が5000万に達した(またはギブアップした)時であろう。

さて、第一回だが、いきなりピンチから出発する。昨年夏に1株HKD0.2で約300万円相当分買った銘柄Aだが、購入直後から値下がりを始め、サブプライムショックを経て更なる急降下。いまや購入時の5分の1の株価になってしまった。その状況を示したのが下図である。

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値段が下がりだした時、私は「なに、サブプライムなんて一過性の問題さ」と考えていた。まさか100年に一度の恐慌といわれるような大問題になるとは思っていなかった。それで、昨年末までに3割くらい値下がりして売り時を失った。さらに年末から加速度的に下がりだし、HKD0.2の株価が、今年の10月には0.015と10分の1以下に大幅縮小してしまった。これはさすがに動揺した。もしかしたらこの会社、潰れるんじゃないかと真剣に考えて、毎日、株価を見ては憂鬱な気持ちだった。

ところが最安値を記録した直後から少しずつ株価が上昇を開始して、気がつけば株価はHKD0.04と260%も上昇していたのだ。それを示すのが下図である。

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そこで第一回の株式投機レッスンは、値下がりしている時でも儲ける機会はある、という事だ。(空売りの事を言っているのではない)株価の下がり局面では、とりあえず手持ちの株を現金に変えて、十分に下がったところで買い戻すのである。金額は減るが、持ち株数は、値下がりする前より増えているはずだ。明けない夜は無いように、株価もいつかは最初の買値まで戻す日が来る。その時に、最初に買った株数より増えていれば、増えた分が利益として計上できるわけである。

レッスン1:
持ち株の値下り傾向が長期化する気配を感じたら、まずは売って現金化しろ。
下げ止まって上がりだしたら買い戻して株数を前より増やせ。

レッスン2:
心の平安を保つ為の、利益の勘定の仕方
買値より値上がりしている時は、 利益 = 今の株価 - 購買時の株価
株価が長期的に値下がりしている時は、 利益 = 今の持ち株数 – 最初の持ち株数

肝っ玉の小さい素人がバクチをするには、ピンチの時に心の平安いかに保つかが重要である。

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