デジコンがB-CASの代わりに新方式検討

10月 16th, 2008 Categories: 1.政治・経済

CNET Japanによれば、デジコン(デジタル・コンテンツ流通の促進に関する検討委員会)の第45回会合が10月14日に開催され、「B-CAS」を、見直すべき項目の議論や改善策の検討が進めらており、専用チップをハードウェアに内蔵する「チップ方式」と「ソフトウェア方式」が検討されているとのことだ。

10月8日の池田信夫blog「B-CASの違法性」で池田氏は、B-CAS見直しとは廃止の事であるという意見を述べられました。霞ヶ関のリテラシー無しの私ですが、今日の新しい記事でも、B-CASを見限るというシナリオへ傾きつつある事を感じました。そこでの問題は、コピー問題をどうするかという事でしょうか。

現在のコピープロテクト信号は暗号化されたコンテンツデータの外にあるので、Friioのように受信機側で無視する事が容易です。コピープロテクト信号を暗号化データの中へ移してFriioのような機械を排除するには、恐らく、現在のデータの仕組み(仕様)の全面的全体な変更を行う必要があると思われます。つまりB-CAS受信装置のしくみが大幅に変更になるので、既存のB-CAS受信機との互換性がなくなるでしょう。多数のユーザーが使用中の地デジテレビを粗大ごみにする事はできなので、仕様変更は技術的には可能でも、現実的に全面的な変更は行えない。そうなると逃げ道として最も容易な方向は、これ以上の無駄な仕様変更を行う事ではなく、方針を改めて、地デジ放送をコピーフリーにしてしまい、放送データのスクランブルキーを公開して、暗号化を事実上放棄する事かと思われます。

これは大きな方向転換です。しかし、いきなりコピーフリーの話しをすると、文化庁と著作権団体につぶされるので、とりあえす新方式を検討する姿勢を見せながら、少しずつ世論を見方につけてコピーフリーの動きをつくり、地作権団体の壁を崩して行こうという事ではないかと推測しました。実際、スクランブルキーを固定して公開し、集積回路の中に埋め込めば、2000円以下の安価な地デジチューナーを中国あたりのメーカーが速攻で作ってくれそうです。そうなれば地デジ普及の最後の壁を乗り越える事が容易になり、総務省も大喜びするでしょう。

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