事故米に見るメディアの意味不明な煽り

9月 25th, 2008 Categories: 1.政治・経済

読売新聞によれば、「事故米入り学校給食、37都道府県で提供の可能性…文科省」だそうだ。たしかに元が事故米なのだから食品衛生上の問題はあるだろうが、食べても実際的な被害は無いと言われている筈なのに、あたかも毒米のごとき報道はいったいどうしたものだろうか。

以下に読売新聞の記事本文を示す。

事故米入り学校給食、37都道府県で提供の可能性…文科省
特集 商品偽装

米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)などによる事故米不正転売事件で、事故米が含まれるか、含まれる可能性がある食品を学校給食で提供したケースが37都道府県に上ることが25日、文部科学省のまとめでわかった。

同省には、都道府県教委から自主的に報告が寄せられており、24日夕方から25日午後8時現在にかけて新たに茨城、福井、奈良、山口、香川など7県から報告があった。(2008年9月25日21時50分  読売新聞)

事故米の報道は連日のように続いているが、その内容は次第に枝葉末節的になっている。それでも記事の内容は、無知な読者の恐怖心をひたすらに煽り続ける文章だ。見出しだけを読む人にとって、事故米=毒米が小学校の給食までも汚染していたのか...というような誤解を意図的に広めようとしているとしか思えない表現である。事実を報道しているだけだというのなら、もうすこし感情を抑えた「普通の」文体に改めるべきではないか。それともメディアは、なにか意図があって、無意味な「煽り」を続けているのだろか。

役所は事故米を「工業糊用」として卸したと聞いている。出所不明の情報ながら、工業糊の団体は、米なんて使っていないと言っているらしい。とすれば、事故米を卸した役所は、事故米が実際にはたいした毒性はないと知っていて、業者とつるんで格安で払い下げた(その見返りになにかの役得を得た)という事はないだろうか?たしかにいわく付きの米を購入した全国の業者に問題がないわけではないが、メディアが追うべきはそういう小物ではないだろう。農水省役人と業者の癒着という大きな悪を負わずして、何がジャーナリズムというのか。

おとなりの中国ではいま、メラミン入り乳製品の問題で高級役人の首がどんどん飛んでいるそうだ。

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One Response to “事故米に見るメディアの意味不明な煽り”

  1. 9月 26th, 2008 at 10:29
    1

    ■汚染米転売問題、三笠フーズ本社などを一斉捜索―流通経路などを明確にしてこれからの消費者行政への礎にすべき!

    こんにちは。まさしくおっしゃるとおりです。この事件最初から役人が誘発したものだと思います。いよいよ一斉捜索が始まりました。私はこの事件不幸な出来事だったとは思いますが、これを機によく言われるように膿を流す程度のことに終わらせずに、完全に消費者行政のシステムを根本的に改めるべきだと思います。消費者行政にかかわる独立行政法人(倉庫の管理人しかしていない役人OBが膨大な報酬をもらったりしている)などは全廃し、かわってNPOに大きな役割を担わせるべきだと思います。いずれにせよ、しっかり捜査をして、責任の所在も明確にし、新たな消費者行政への礎にしていたたぎたいです。詳細は是非私ブログをご覧になってください。

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