Samsung i600にFSKAREN導入奮闘記
WM6 Standardで使えるという日本語入力ソフト(FEP)が登場した。早速、愛機Samsungのi608(ブラックジャック)へインストールしてみた。
FSKAREN for Windows Mobile というソフトは、富士ソフトという会社で開発・販売している。PDAにおける日本語変換の(非公式)定番ソフトとなっているATOKは、ジャストシステムがWM6の正式サポートを発表し、対応製品の発売を既に開始したのだが、こちらはWM6 Standardをサポートしていない。そういう訳で、我が愛機の劣悪な日本語変換環境を改善する一手として、FSKARENには大きな期待を抱いているのだ。
【購入からダウンロードまで】
さて、ソフトバンクのオンラインショップ(BBSOFT direct)で早速購入してライセンスキーをゲット。ファイルは、同じくBBSOFT directのダウンロードサイトからゲットした。富士ソフトが正式サポートしている機種は、残念ながら日本で販売している下記7機種に限られている。海外でのみ販売している機種は、WM5/6とProfesstional/Standardの種類、キーボードの形状から、互換性の高そうなものを選ぶ事になる。私の場合、モバイルの師匠であるT氏のアドバイスを得て、X02HT用のCABファイルを選択した。
私以外にも、英語版未対応機種にあえて挑戦しようという方のために、現在対応している7機種の仕様で、目安となる仕様をまとめて、下記ような一覧表を作成した。自分のもっているPDAにどのFSKARENをインストールするかを選定する時にお役立て下さい。
HT1100
プロセッサ:Qualcomm 7200 400MHz
内部メモリ:256MB ROM、128MB RAM
表示:240(W)×320(H)ドット
入力機能:スライド式携帯電話様テンキー
Windows Mobile® 6 Professional Edition 日本語版
プロセッサ:(だれか教えてください)
内部メモリ:256MB ROM、128MB RAM
表示:320(W)×240(H)ドット
入力機能:スライド式QWERTY キーボード、タッチパネル、ジョグホイールWindows Mobile® 6 Professional Edition 日本語版
プロセッサ:(だれか教えてください)
内部メモリ:128MB ROM、128MB RAM
表示:800(W)×480(H)ドット
入力機能:スライド式QWERTY キーボード、タッチパネル
Windows Mobile® 6 Professional Edition 日本語版
プロセッサ:Samsung スタック 400MHz
内部メモリ:128MB ROM、64MB RAM
表示:320(W)×240(H)ドット
入力機能:スライド式QWERTY キーボード、タッチパネル
Microsoft Windows Mobile 5.0 Pocket PC Phone Edition 日本語版
プロセッサ:Samsung 2442 400MHz
内部メモリ:128MB ROM、64MB RAM
表示:320(W)×240(H)ドット
入力機能:QWERTY キーボード
Windows Mobile® 6 Standard Edition 日本語版
プロセッサ:Qualcomm MSM7200
内部メモリ:256MB ROM、128MB RAM
表示:320(W)×240(H)ドット
入力機能:スライド式QWERTY キーボード
Windows Mobile® 6 Standard Edition 日本語版
プロセッサ:(だれか教えてください)
内部メモリ:128MB ROM、64MB RAM
表示:240(W)×320(H)ドット
入力機能:スライド式QWERTY キーボード、タッチパネル、ジョグホイール
Microsoft Windows Mobile 5.0 for Pocket PC Phone Edition 日本語版 (MSFP 対応)
【インストール完了まで】
FSKAREN_X03HT.CABというCABファイルを、まずはパソコン上へダウンロード。i608のminiSDへCABファイルをコピー。ちなみに、コピーした場所はminiSDのルートの下にあるCABという(自分で作成したフォルダ)の更に下へFuji Softというフォルダを作成して、そこへCABファイルを保存した。そしてminiSDを戻してi608を再起動する。
i608が再起動したら、Storage Card(miniSD)を選択して、CABファイルを選択し、OKボタンでクリックするとプログラムのインストール開始。インストールは最初、miniSDへ行った。数分でインストールが完了したので、i608を再起動する。
再起動後に、BBSOFT directのダウンロード画面から別途にダウンロードしたFSKAREN_Manual_X02HT.pdfというマニュアルを参照しながら、まずはStart画面を出して、ライセンスキーを入力するために、FSKARENというプログラムアイコンをクリックする。しかし...プログラムが起動しないばかりか×××ファイルが見当たりませんというエラーメッセージが出て、ライセンス登録ができない。
しばし考えた後に、以下の処理を行う。
まず、i608(もとは英語版)に日本語環境を入れるための導入したCE Starの言語切り替えを行う。Siftキーを押しながらSpaceキーを同時に押して、CE Starの設定画面を呼び出し、IMEs言語モードをJapaneseからPinyinへ変更する。
次に、i608を再起動して、FSKARENのCABをクリックして、再インストールを行うのだが、念のためにプログラムのインストールはminiSDではなくて内臓メモリへ行う。プログラムのインストールが完了したらi608を再起動する。
再起動が完了すると、FSKARENのプログラムアイコンが青い色になって現れた。これでi608はFSKARENを認識できました。
【ライセンスキーの登録を完了するまで】
さて、ルンルン気分でStartボタンを押し、プログラムアイコンの中からFSKARENを起動して、ライセンスキーを入力しようとするのだが、機種の違いによるキーボードマッピング(思われる)問題で、アルファベットのR、F、C、Y、H、B、I、K、Mがそれぞれ、左隣の数字キーである1、4、7、2、5、8、3、6、9に被っていて、英文字の入力ができない。しかも、それ以外の英文字もすべて大文字しか入力できない。感じ変換メニューの中の選択が、できないのである。日本語FEPのオン・オフは、CE Startの場合にはFnとSpaceを同時に押すのであるが、それではFSKARENとCE Starの日本語モードを行き来するだけである。うーん、小文字の英数字を入力する(FSKARENをオフにする)にはどうしたらよいのだろうか?
いろいろ試行錯誤したのちに、FEPSelectorというFSKARENのユーティリティープログラムを起動して、搭載されている日本語システムをCE Starへ変更し、選択したシステムへ変更というボタンを押す。すぐに再起動するかと聞いてくるので、再起動を行う。
再起動後、i608は英数字入力モードで起動した。FSKARENプログラムを開くが、FSKARENの日本語モードはオフのままである。このままの状態で、英数字混在のライセンスキーを半角で入力して登録ボタンを押す。登録完了のメッセージが出て、なんとか無事にライセンスキーの登録が完了した。
フーーー(汗
使用感のレポートは、しばらくお時間をください。この続きは来週あたりに書きます。