中国バブル崩壊の予兆

9月 3rd, 2008 Categories: 1.政治・経済

華南では、日系自動車メーカーのフォーキャストが7月から突然半分になったようだ。プリンタメーカーのフォーキャストも同様の状況らしい。その一方でパナソニックなど大手有名ブランドの大型液晶テレビが(未確認情報だが)オリンピック特需で飛ぶように売れたらしい。

あるトヨタの部品下請けメーカーによれば、今年のフォーキャストは1年を通してずっと右肩上がりであったようだ。それが7月の入って突然、8月分のフォーキャストから注文の数量が半減したそうだ。北京オリンピック直前に、とつぜん車が売れなくなったようである。トヨタのフォーキャストは自動車業界では極めて精度が高いと言われているので、1ヶ月前の注文数量半減はトヨタにとっての一大事であっただろう。

あるレーザープリンタ・エンジンの部品メーカーによれば、同様に、7月に受け取ったフォーキャストの8月注文数量が半減したそうである。セットメーカーのフォーキャストは、普段から誤差が大きいのであるが、複数ある(プリンタ・エンジンを自社製造している)メーカーのフォーキャスト数量がみんな激減してしまい、生産計画が隙間だらけになって、総経理さんが頭を抱えていた。

ところで、ここで注目すべきは、フォーキャスト数量の激減の時期が、オリンピックの一月前に始まったという事だ。6月の販売実績をフィードバックして7月以降のフォーキャストを更新するであろうから、市場の消費落ち込みは6月頃から始まっていたのだろう。

不動産投資や株価の落ち込みは昨年から言われていたが、これはあくまで政府の通過規制の副作用との認識だ。今回、自動車やプリンタメーカーのフォーキャスト数量激減が、中国バブル崩壊の予兆でない事を祈るばかりである。

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