1年5ミリでは駄目なのか?

12月 1st, 2011 Categories: 1.政治・経済

ICRPは1985年のパリ会議まで、線量限度を1年5ミリシーベルトと勧告していました。その頃に放射線医学あるいは疫学上の重要な発見があったという話はいまのところ見つけておりませんので、年5ミリから年1ミリにかわった理由は、科学的なものでも医学的なものではなく政治的な都合であったのだろうと推測します。

放射能を出す物質というのは自然界にはありふれているのですが、まとまった線量を出す物質は、人が居住する世界では基本的に人工物に限られます。そういう人工的な放射線物質を偽政者は嫌うので、放射性物質は可能な限り厳密に管理されているべきです。故に、武田邦彦氏が指摘しているように、放射線を管理する法律は現在の日本でもかなり厳しく、管理者へ資格を要求したり、管理区画を指定したり、そこからみだりに移動できないようにしたり、それらに違反して管理エリアの外側へ放射性物質をまき散らした者を厳しく罰するようになっています。年5ミリを年1ミリに修正したのは、そういう流れの中での事で、政治的な必要性があっての事だったのでしょう。

ところが今の日本は広い範囲にわたって1年1ミリをキープできなくなりました。こうなってしまったからには、1年1ミリを行政的続ける事はメリットよりデメリットの方が大きくなりました。1年5ミリに戻せば、福島の大半の農作物は問題がなくなり、除染しなければならばい場所も極めて少なくなり、税金を大幅に節約できます。

ならば政府は早急に法律を改正して、日本全土の年間線量を1年5ミリに変更するべきです。欧米露中の原水爆核実験が盛んに行われていた1950〜60年代に、欧米も日本も年間5ミリで特に問題はありませんでした。当時は問題なかったが、今は駄目な理由があれば別ですが。たとえば地球の物理定数が変わったから、とか。(笑

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