3・11は政府の裏切りか?

11月 2nd, 2011 Categories: 1.政治・経済

3・11以降、国の言う通りにしていれば何とかなるという時代が終わったという意見があります。広範囲に居住する国民が、福島第一原発の放射能汚染とともに暮らしていかなければならなくなった事について、「信じていた政府に裏切られた」という気持ちを持っている人は多いのではないかと思います。しかしちょっと待って下さい、私たちは政府の何を信じていたのでしょう。そして「信じる」という行為は正しかったでしょうか。

欧米の民主主義とは、国民一人一人が国や政府に対して意見を持ち、その意見を反映してくれる議員を選んで政府へ送り込み、国民の意思を反映する政策を行わせる事だと思われます。国民は選挙において、議員や政党の約束(どのような方法で結果をもたらすか)を実行する事を「信じ」る故に投票します。

その一方で日本・中国・韓国・台湾など東アジアの国々では、欧米から民主主義の思想が直接・間接的に導入されてからも、多数の国民の政治意識は低く、利己的な結果だけを「お上」に求める強い依存心が存在しているのではないかと推測します。国民は選挙において、議員や政党があなたに何をもたらすかという約束には強い関心を示しても、具体的な実現手段(こむずかしい理屈)については、長い間、興味がありませんでした。具体的な実現手段を考える代わりに、「信じる」という手段に置き換えてしまったのだと思います。

結局、3・11の悲劇を招いたのは、実現手段を政府へ丸投げして、結果が出る事を「信じる」という事を行っていた国民自身であったのではないでしょうか。

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