自然線量による被爆は年間2.2ミリシーベルト

10月 19th, 2011 Categories: 1.政治・経済

どんな法律にも根拠があります。日本の法律を1年1ミリシーベルトにしたのは、ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告に準拠したのが理由であって、1年1ミリシーベルトなら「国民が安全に感じる」からという訳ではありません。ゆえに武田邦彦氏のこの記事は、基本的に読者をミスリードするものだと思われます。

法律には根拠があります・・・「安心」を得るために

武田氏は「年間100ミリ以下の被爆による人体への影響は臨床医学的に解明されていない」という事を盾にして、1年1ミリの法律遵守を主張してます。確かに法律は遵守するべきで、武田氏の意見は一般論としては正論です。しかし科学者として意見を述べるのであれば、法律の根拠を科学的に評価する事も重要ではないでしょうか。

自然界には普遍的に放射性物質が存在し、地上・空・地下に住むあらゆる生物が常時被爆しているそうです。人間が一年間に被ばくする自然放射の量はどのくらいかというと、1988 年国連科学委員会の報告では、全世界での平均値は1年2.4ミリシーベルトだそうです。(日本の推定値は年間1.4ミリシーベルト)。

自然線量

世界中に存在する自然線量の平均値が、ICRPの勧告値を既に上回っている事実を前にして、1年1ミリシーベルトは科学的に根拠があるという主張は、無意味ではないでしょうか。

追伸:
レザードックさんにご指摘頂き、自然線量のリンクを張り直しました。

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10 Responses to “自然線量による被爆は年間2.2ミリシーベルト”

  1. ばば
    10月 19th, 2011 at 16:12
    1

    「法律の根拠を科学的に評価」したらどのくらい被曝しても大丈夫なのか言えよ!

  2. bobby
    10月 19th, 2011 at 16:22
    2

    ばばさん、言葉遣いを改めましょう。

  3. レザードッグ
    10月 19th, 2011 at 17:10
    3

    http://bobby.hkisl.net/mutteraway/rcwww.kek.jp/kurasi/page-41.pdf
    が見れません。
    リンクをはり間違えていませんか。

  4. 怪しい者
    10月 19th, 2011 at 17:34
    4

    どちらが個人的に有益なブログか、武田氏のブログを参考に行動して身を守れても、このブログを参考に武田氏のブログを疑うととんでもない目に遭う可能性(防げたのに防がなかった)がある。
    氏のブログをきちんと読めば分かるけど、まずはどう守るかを優先している
    (過剰かもしれないけど)対策して、後に問題になるほどではなかったとしてもそれはそれで良かったねというスタンスなのだ。

  5. 煽り方は同じだね
    10月 19th, 2011 at 17:44
    5

    文中に「自然放射の量・・・全世界での平均値は1年2.4ミリシーベルトだそうです。」とあります。

    「だから1年1ミリシーベルトなんて数値程度危険な訳がない!」
    と、さも言いたげな文脈ですね・・・

    自然放射で年間2.4ミリシーベルトあろうと、なかろうと、さらに1ミリシーベルト追加される事に対しての安全性は確認されてますか?

    確かに自然放射程度・・・であれば安全かもしれませんが、例えば20ミリシーベルトまでと緩めると、その時点で自然放射の10倍弱にもなってしまうんですよ?

    本当に安全性、確認しての発言ですか?

  6. 小判
    10月 19th, 2011 at 17:53
    6

    年間1mSvというのは自然放射線以外での被曝。自然放射線での被曝線量がいくつであるってのは関係ない。
    そして1mSvの根拠は、100mSv以上被曝すると身体への影響が出始めるとされるから1mSv/年にしておけば積算で100歳=ほぼ一生影響がでないということから出された数値。
    正しく理解しましょう。

  7. bobby
    10月 19th, 2011 at 17:56
    7

    怪しい者さん、コメント有り難うございます。
    私は武田氏のブログの「法律を守れ」、「不明な時は安全マージンを多めに取れ」という意見を尊重しています。一般人として、どちらを信用するべきかといえば、私は定見の無い政府の見解より、一本筋の通った武田氏の主張であろうと考えます。

    ただし、どんな場合でも、他人の意見を「信じ」て自分や家族の生命財産を賭するのは愚かな事です。どのような意見あるいは科学的仮説を自分が選択するかは、自己責任で大なうべきと考えます。

  8. bobby
    10月 19th, 2011 at 18:05
    8

    ICRPの年間1ミリシーベルト基準は、自然線量とは無関係に決まった筈です。ちなみに地上には何カ所か、自然線量が年間100ミリシーベルト以上の場所に人が住んでいますが、いまのところ地元住民が癌で早死にするという事はないそうです。

  9. 煽り方は同じだね
    10月 19th, 2011 at 18:41
    9

    ではなぜ年間1ミリシーベルト基準が決められるときにその事実が無視されたんだろうね?

    いずれにせよ、こんなに公の場で他人を批判するに際して、その根拠とされる情報源に対して・・・・「だそうです。」は無いよなぁ・・・・

    あなたの主張は根拠なき発言にしかなってないよ。

  10. なずび
    10月 19th, 2011 at 19:50
    10

    >>年間1mSvというのは自然放射線以外での被曝。自然放射線での被曝線量がいくつであるってのは関係ない。

    逆にこれが問題なのかと。

    本来ならば、自然放射線を含めた総量値で規定しないと、例えば、居住地域で許容被爆量が大幅に変わることになる。

    そんな大事な閾値ならば、どうして居住地域で何倍も異なる値になり得る決め方をするのか。

    逆に言えば、世界の殆どの地域で、自然被爆以外にごく少量の被爆も許容されないはず。
    それなのに、よって集って1mSvまではokって・・
    みんな危険なことに気付いてないって、皮肉ですか?

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