プロバイダーは今こそ頑張るべきだ

池田信夫blogによれば、ネット規制の法制化は見送られ、自主規制で行く事になったようだ。この猶予期間を有効に利用して、プロバイダーは「フィルター・サービス」を自主的にユーザーへ売り込んで、民間の力を示すべきだ。

会社というものは、あらゆる機会を利用して金儲けを考えねばならない。しかし、方向性というものは大事である。短期の利益ばかりを追えば、モラルを失って最後は痛い目を見る。頑張れば頑張るほど、みなに喜ばれるというのがスジの良い方向性である。

で、今回の猶予期間を有効に利用して、プロバイダーはみんなして、青少年を守る為の(プロバイダー側で透明プロクシサーバーを設置する)有償フィルターオプションを宣伝して、ユーザーへの普及に努めるべきである。まずは業界大手がTVでどんどん宣伝して、ITに無知な茶の間の「とうちゃん」や「かあちゃん」へ啓蒙活動を行い、大人が自ら率先してフィルターされたコンテンツを子供と共有するように誘導すべきである。

大手プロバイダーがお金を使ってメディアを動かせば、自動的に「みんなでフィルターオプションに加入しよう」という空気が形成され、マーケットが形成されるだろう。そうすれば中小プロバイダーも後を追わざるを得なくなる。ルーターの手前に透明プロクシを設置する事は、それほど技術を要する訳でも、投資が必要なわけでも無いのであって、要するにニーズがあるかないか、それだけである。

悪質サイトと認定されたバッドリストの管理(追加、削除)は、できれば大手プロバイダーが資金を出して小さな業界団体をつくって運営してはどうか?運営費用(人数)を小さくする為に、悪質サイトと思われるものをユーザーがバッドリストへ登録申請をできるようにしたらよい。明らかに違法であるとか、有害であるものは運営側がリストへ加える承認を行うが、多くの「悪質」の判断が難しいサイトは、ユーザー自身が投票して白黒の判断をさせれば、判断基準が透明化されて良い。バッドリストへ入ったサイトで、黒投票するユーザーが一定規模いるが、白判定するユーザーが上回れば、執行猶予期間を設けてアクセス可能にして、次のユーザーの反応を待つようなしくみにすれば良い。 そうすれば白黒判定が民主的なり、結果責任はユーザー自身が負うように出来る。
このようにして業界を白業者(フィルターオプションを用意する業者)と黒業者(フィルターしない事を売りにする業者)に分けてみれば、次の展開が自然に明らかになるのではと思われる。

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