マイクロブログで変化する中国政府の情報公開

9月 25th, 2011 Categories: 1.政治・経済, 3.中国ネタ

9月1日から中国外交部の記者会見制度におおきな変更がありました。これまで週2(火曜と木曜)に行われていた外交部記者会見が、今後は月曜から金曜までの週5回開催されるようになったそうです。これまで中国政府は、可能な限り情報統制する方向で「情報公開」してきました。それが急に、記者会見を毎日行うようになった背景には、いま中国で急速に普及しているマイクロブログがあります。新幹線やおの他一連の鉄道事故、渤海湾の原油漏出事故、大連の石油化学工場の火災といった国内の重大事故・事件はすべてミニブログから第一報が報じられ、その後をマスメディアや政府の公式発表が後を追いかけるような展開になっています。中国政府としては、マイクロブログを止められないならば、政府の対応速度と頻度を上げざるを得なかったという事でしょうか。

情報公開の「一元化」を重視する中国政府

この記事を別の視点で見ると、facebookやTwitterの中国産類似ソフト(とその技術)が普及したおかげで、中国政府のグレートファイアーウォールがネットの情報統制において機能不全状態になっており、問題情報を隠すよりも、情報公開して正面から問題に取り組まざるを得ない状況に追い込まれている、と読む事ができるかと思います。

いまでもしばしば、中国はネットもメディアも政府の情報統制によってまったく自由がなく、政府を批判すればたちまち公安に逮捕監禁され、国民はこのような状況に苦しんでいるというステレオタイプの意見を目にする事がありますが、中国の実情はまったく異なっているというという状況を、この記事から垣間みる事ができるのではないでしょうか。

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