川は低きに流れ、産業も低賃金へ流れる

9月 22nd, 2011 Categories: 1.政治・経済

川の水は高地から低地へ流れます。傾斜に逆らって川の流れを止めるのにはエネルギーが必要で、それが尽きれば、また流れは始まります。産業も同様に高賃金地域から低賃金地域へと流れるのは自然の理です。アジアで最も工場労働者の賃金が高い日本で、輸出産業を維持しようとするのは、重力に逆らうのに似て、無意味です。ゆえに日本の産業の空洞化を嘆くのは、なぜ川の水は止まらないのかと嘆くのに似ています。

産業空洞化は先進国の宿命。これから日本はどうやって生き延びていくのか

山口氏は、「経済成長ありきの対策、またそれができるという夢を見ている。夢から覚め、これから日本がどうやって生き延びていくのか考えて欲しい」と述べていますが、まさにその通りです。

日本は国内で閉じた経済を考えるのではなく、良い意味で、汎アジア的な政策を積極的に進めて行くべきです。実際、20年も前から、日本の輸出産業の工場資産は、アジアの国々に積みあがっているのですから。

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