原発と比較して軽んじられている交通事故の危険性

9月 21st, 2011 Categories: 1.政治・経済, 2.科学技術

3・11の前、多くの人は原発安全神話を信じ込もうとしていました。安全というものは、信じるだけでは何の役にもたちません。というか、むしろ現実を無視するという事で大きな害になる事もあります。まあ、その好例が3・11の時の福島第一原発という事でしょうか。

そこで多くの人は、今度は原発や放射能を過剰に恐れるようになりました。3・11から現在まで、まだ1人の被爆死者も出ていませんが、脱原発運動が過熱しています。原発よりはるかに危険な身近な死亡リスクとして自動車があります。交通事故では「毎年」4000人以上が死亡し続けています。しかし自動車をなくそうという人は、いまのところほとんどいません。

ところで、自動車事故の時に、社内の人の命を守るシートベルトとエアバッグがあります。これで事故事の死亡率はかなり改善したそうですが、実は世の中には、もっともっと安全にする技術が確立させているのに、高価かつ不便であるという理由で、その技術が導入されていない事をご存知でしょうか。

モノコック:F1安全技術解説-4

世界最高峰の自動車レースであるF1では、1984年にマクラーレンがカーボンファイバー製のモノコックを導入して以来、現在までの間に、事故からドライバーを守る安全性が格段に進歩しました。1997年にシルバーストンで起こった事故では、時速227kmのレースカーがわずか0.72秒で(衝突)停止しましたが、ドライバーは足に軽症を負っただけでした。

3・11の後に原発の完璧な安全性を叫ぶ人は、あなたの自動車の完璧な安全性についても、政府と自動車会社に要求するべきではないでしょうか?

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One Response to “原発と比較して軽んじられている交通事故の危険性”

  1. ななし
    9月 23rd, 2011 at 19:39
    1

    一般車:時速50km/h→0.05sec(50ms)で停車
    この例(F1):時速227km/h→0.72sec(720ms)で停車

    車体に発生するG(加速度):一般車>この例

    となるので、一般車の方がずっと過酷ですね。

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