宇宙をアジアで共有しよう

3月 15th, 2008 Categories: 1.政治・経済

日本がリーダーシップを取る事、それはなかなか難しい事である。国産の世界標準は絵に描いた餅だし、ODAも無用な箱物をばら撒いているだけ。政治の世界ではなお更難しい。しかし今、ひとつの可能性がある。

宇宙開発には恐ろしく金がかかる。並外れた技術や生産力も必要だ。経済大国しか手をつける事ができない。そこへ行ける国と行けない国は、いづれ天地の差がつくであろう。大航海時代のヨーロッパは、大艦隊を持つ国はアフリカやアジアに植民地を築き、交易により莫大な富を手にする事ができた。持たない国は、取り残された。それが今、繰り返されようとしている。

日本はまだ、宇宙開発ができるほどの経済大国だ。国際宇宙ステーションの中に、自前のユニットをやっと手に入れた。今朝の日経によれば、

土井さん、「きぼう」の船内保管室に入室

【ヒューストン=田中深一郎】日本人宇宙飛行士の土井隆雄さん(53)が14日午後8時30分(日本時間15日午前10時30分)ごろ、国際宇宙ステーションに取り付けた日本の実験棟「きぼう」の船内保管室に初めて入室した。日本の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)と国際宇宙ステーションとの交信も本格的に始まった。米国やロシアの施設に頼ってきた日本の有人宇宙開発が新たな節目を迎えた。

14日午後8時24分(日本時間15日午前10時24分)ごろ、米国の飛行士が船内保管室のハッチをオープン。土井さんは口と目を保護するマスクとゴーグルを身につけて内部を丹念に観察した後、「日本のみなさん、こちらきぼうです。きぼうの中で仕事ができることは非常に大きな喜びです。日本にとって新しい、素晴らしい宇宙時代の幕開けです。おめでとうございます」と語りかけて入室した。 (10:45)

日本が「宇宙開発クラブ」の会費を払い続ける事は、未来への大きな投資である。実験段階の今でさえ、おおきな可能性を夢見る事ができる。そういうご利益を、周辺のアジア諸国と共有してはどうだろうか。たとえば韓国、台湾、タイ、フィリピン、シンガポール、ベトナムなどのような国々とである。金は日本が出す。いろいろな実験は、これらの政府や国民から募集して、夢を共有するのだ。そのうちに、宇宙への投資を分担したいという国も出てくるだろう。しかし、投資金額に拘らず、あくまでアジア諸国と夢とリターンを共有しよう。そうすれば、新たなる時代のアジアで、日本はアジア諸国と一体になれるのではないか。

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One Response to “宇宙をアジアで共有しよう”

  1. bobby
    3月 15th, 2008 at 14:08
    1

    追記:本文にはあえて書かなかったが、中国も宇宙開発では猛烈な追い上げを続けている。いづれ近いうちに日本が追い越される時がくるだろう。しかし、日本と中国では目指すところが違う。中国は軍事が大きくからんでいるから、他国と共同する事が難しいだろう。故に日本が果たせる役割は大きい。

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