新たなパンデミックへの序章となるのか?
Yahoo Japanによれば、香港ではインフルエンザで、3人の子供が死亡した。別のニュースでは死亡したのは4人となっている。香港では多数の学校でインフルエンザが流行しており、当局は今日から2週間の休校を決定した。
いや、まったく突然の事で驚いている。昨日午後、息子の通っている学校からの連絡メールが来て、明日から2週間は休校になったのだそうだ。妻は幼稚園で先生をしているが、彼女も昨日の夜中に幼稚園から電話連絡を受け、今週末が卒園式だというにの、明日から生徒が来なくなるという事で、がっくり肩を落としていた。
しかし、ほんの二週間の間に、子供3人(あるいは4人)が立て続けにインフルエンザで死亡するというのはただ事ではない。日本の事しか知らない人は驚くでだろうが、香港は医療が良く整備されており、救急患者のたらい回しなどは無く、平均の医療水準は日本よりも高い。世界的にみても高いレベルにある。SARSの時の事を思い出していただければ、香港の医者と医療のレベルが極めて高い事は理解して頂けるのではないかと思う。また、政府系病院も高い医療レベルを保持しているので、感染症による危篤な患者が、貧しいゆえに病院へ行けなくて死ぬ事は考えられない。それでも子供が立て続けに死んでしまった。
これは、あらたなるパンデミックへの序章なのだろうか?
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上記記事のあとで、日本領事館よりメール連絡あり、インフルエンザは従来型であり、特に強力に変異しているわけでもないとの事です。
報道等によると、現在の被害状況は以下のとおりです。
・ 3月11日 3歳児童死亡(初期診断はインフルエンザA型又はH1N1)
・ 2月24日 21ヶ月幼児死亡(インフルエンザA型、B型でない)
・ 不明 7歳児童死亡(初期診断はインフルエンザA型又はH1N1)
食物衛生局周一獄長官は、13日、上記3件のインフルエンザによる死亡事例について、「鋭意調査を行っているところであるが、現時点では共通のウイルスは見つかっていない」、「通常のウイルスより更に強いウイルスに発展する兆候は現在のところない。」と述べました。