越印接近に怒る中国

9月 17th, 2011 Categories: 1.政治・経済, 3.中国ネタ

ロシアがソ連時代の強い国家を目指しているのと似たような理由で、中国も超長期的に戦略として清時代最盛期のような軍事・経済大国を目指していると、私は個人的に考えています。現代の中国人が清時代の最盛期の中国の視点を推測するとき、周辺国のうち朝鮮、ベトナム、琉球は領土の一部に近いイメージになると思います。これらの周辺国は中国にとって、安全保障の問題と直結します。ゆえにベトナムがアジアのライバルであるインドと手を結ぶ事は、非常に不愉快な状況です。

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しかしこれは、非常に興味深い状況でもあります。

多くの日本人にとって、日本軍が朝鮮と満州へ進出したのは、大局的には、ロシアの南下政策への恐怖心がもとになった国家防衛戦略でした。このような自国防衛の為に周辺諸国へ侵略する行為の意味を中国人へ説明する事はなかなか難しいのです。

ところが中国から見るとベトナムは自国の裏庭の一部であり、ここがインドという軍事大国の影響下に入る事は、冷戦時代のキューバにロシアが来るのと似た状況といえます。この状況で中国軍がベトナムへちょっかいを出す事になれば、日露戦争との比較で、非常にわかりやすい説明ができるかと思われます。

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