消費を高める魔法の増税

8月 14th, 2011 Categories: 1.政治・経済

小幡績氏はアゴラに現実的なマクロ経済政策提言を提案しました。愛媛県出身の桜内参議院議員が、早速コメントされていたようです。この提案がアゴラを通して政界へ影響力を持つという事になれば非常に興味深い事であろうと考えます。

小幡績氏の提案は、ご自身で「現実的」と言われるだけあって、大筋でかなり無難にまとめておられるように感じられましたが、増税の部分に、特に苦労がにじみ出ているように感じられました。景気への影響を最小限にしつつ効果的な税収増大を図ろうという事です。

私もここで、消費市場へのインパクトを最小限に留めながら、効果的に税収を増す方法についていくつか提案したいと思います。1つ目は宗教法人への課税です。賽銭やおふせなど全ての収入について、外部監査を義務化して、企業と同率で課税します。賽銭やおふせの課税(宗教法人本体への課税)が政治的に困難であれば、関連事業として経営している駐車場やその他の周辺事業体への課税を行います。

2つ目は、風営法により「暗黙の了解」のもとで経営している管理売春を合法化し、そのかわり年末の外部監査を義務化して課税強化します。風営法や消防法の規制も緩め、水商売をやり易くすれば、夜の街が賑やかになって消費を促す効果も同時に期待できます。

3つ目はパチンコ店を政府の許可制に変更し、許可を得たパチンコ店は政府指定のクラウド型会計ソフト使用を義務化し、このソフトで計算した企業所得税を毎月月末に税金仮納入、四半期ごとの外部監査による調整を行うなどして、脱税防止につとめる。そのかわり、景品の換金を店が合法的に行えるようにしてパチンコ店のメリットも高めます。

4つ目は負の人頭税です。一定年齢以上(たとえば21歳以上で50歳未満)のすべての個人が所得収入を得るときに、一人あたり数千円程度の人頭税を取ります。ただしこれは、子供が一人いれば半額、二人いれば三分の一、3人いればゼロとします。これは年金目的税化します。

まとめると、1の増税は一般消費者への影響はほとんど無く、2と3は消費も税収も増大する可能性があります。4はおまけですが、消費者の分母を増やす方向へ誘導するための手段です。

けっこう真面目に考えました(笑)ので、ぜひご検討ください。

Facebook Comments
Tags:

2 Responses to “消費を高める魔法の増税”

  1. 8月 14th, 2011 at 23:47
    1

    パチンコや風俗はどの位の税収が見込めるのでしょうか?ふと疑問に思ってしまいました。

  2. bobby
    8月 15th, 2011 at 07:39
    2

    ベトナム株さん

    定量的な数字はわかりませんが、レジャー白書によればパチンコは、2009年の市場規模は21兆650億円で、国税庁の2004年度の調査では不正発見割合でみると50.3%と過半数が脱税の疑いがあるそうですから、それなりの金額になる事は間違いないのではないでしょうか。

    風俗も「黙認されたアングラ」状態ですから、脱税率が非常に高いと推測されますので、表に出して普通の企業なみに課税するだけで税収純増になるのでは。もともと利益率が非常に高い商売でしょうから、普通の企業並みに課税しても、商売の旨みが激減する事はないでしょう。

Comments are closed.