東電のコーポレートガバナンス

4月 3rd, 2011 Categories: 1.政治・経済

東電が出した電力供給計画の中に、福島第一原発の7・8号炉増設が盛り込まれているそうですが、これは悪意の無い稚拙さであるが、社会に与える影響は大きいと小幡績氏は述べています。

東京電力の改革のために重要なこと、重要でないこと

東電が役人気質の企業である事は良く来ますが、東電の役員には、社外取締役や監査役という、経営や業務が適正・適法に行われているかをチェックする人たちがいます。東電には社外監査役というのもいるので、体制としては万全だった筈です。役員リストから社外取締役と社外監査役の名前を拾ってみました。この方達は、過去に指摘された福島第一原発の設計上の改善点などについて、経営者に対してどのようにアプローチしていたのでしょうか。

【社外取締役】
森田富治郎 (第一生命)
青森やすし (明治大学大学院教授)

【外部監査役】
林貞行  (とも外務省事務次官)
髙津幸一 (弁護士)
小宮山宏 (もと東京大学総長)
大矢和子 (資生堂)

東電のコーポレートガバナンス

たいそう立派な理念が述べられていますが、3・11の後で読み返した人は、その内容がいかに空虚なものであったかに驚く事でしょう。コーポレートガバナンスの確立は、りっぱな文章をつくったり、それを額にいれて飾るだけで実現する事はできません。隠蔽体質の強い会社でコーポレートガバナンスを確立する事は、激しい摩擦を産む闘いであろうと推測します。3・11について、上記の方々にどのような法的責任があるのか判りませんが、「ぬるい仕事」しかしていなかった事は明らかなようです。

これらのポジションにつく方々の、今後の活躍に期待しています。

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