中国でジャスミン革命は起きない

4月 3rd, 2011 Categories: 1.政治・経済, 3.中国ネタ

東日本大震災と大津波と福島第一原発障害のために、ジャスミン革命の報道が、日本では少なくなりました。しかしリビアでは、いまも戦闘が続いており、中東諸国の統治者は国内対策にやっきになっています。さて、ジャスミン革命がイスラム圏から中国へ飛び火する可能性はあるのでしょうか。

カダフィに吹きつける民主革命の嵐は中国、北朝鮮にも届くか

こちらの記事でも述べられていますが、中国政府は「過剰」に反応しています。過剰というのはつまり、中国にはジャスミン革命が広がる環境である貧困とそれによる民衆の大きな欲求不満というものが存在しないにも関わらず、中国政府は過敏に反応し過ぎているという事です。おかげで中国内のネットは、いまも非常に遅くなっています。

ジャスミン革命を民主化など政治的にとらえている人がいますが、エジプトにしろリビアにしろ、独裁や人権が不満だったのではなく、それによる貧困によって、不満が爆発しました。日本や米国には、中国共産党独裁政権が人民を抑圧し、共産党員が搾取しまくり、貧困と抑圧による大きな社会不和が広がっていると信じている人もいるようですが、それはまったくのデマです。

胡錦濤主席と温家宝首相の中央政府は、特に社会の下層民から中産階級にかけて絶大な人気があり、極めて多くの中国の人民は、毎年毎年よくなる暮らしに満足しています。日本人と同様に自発的な政治意識の低い中国人は、お腹一杯ごはんを食べさせてくれるだけでなく、テレビや冷蔵庫や自動車を買わせてくれるいまの中央政府をひっくり返そうという意識は皆無といえます。

中国の現実を知りたかったら、国外で中国政府を批判する中国人や、政治的なジャーナリストの言葉よりも、あなたの身近にいる中国駐在経験者(特に地方の工場にいた人)に聞いてみる事です。

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