邦銀が一流になれない理由

12月 28th, 2007 Categories: 1.政治・経済

邦銀のメガバンクは、総資産や企業規模では世界的なレベルでランキングされるのに、実力は香港生まれのHSBCにすら遠く及ばないのはなぜだろうか。その理由を紐解くには、日本の起業がなぜ強いのかを理解する必要がある。簡単にいえば、トヨタ、松下、ソニー、三菱等に代表される製造メーカーが強いからである。

邦銀(日本でメガバンクといわれる銀行)は、確かに図体はデカイが、実力がまるで伴っていない。日本で最も優秀な人達を集めた企業集団である邦銀が、どうして海外で、図体に見合った活躍ができないのであろうか。と、考えてみたら、メーカーの力におぶさっていただけだとわかった。
製造メーカーの中でも、モノ作りをする(開発と生産を行う)人達が優秀なのであって、経営者が優秀なわけでも、営業や購買や財務が優秀なわけではない。日本のホワイトカラーの生産性は、昔からきわめて低かったのだ。ホワイトカラーの生産性は、メーカーの中だけの問題ではない。銀行や商社が世界で活躍できた理由も、彼らホワイトカラーが優秀だった訳ではない。日本の製造メーカーの力を利用していただけである。だから世界有数の力を得る事ができたわけである。

メーカーと共に成長した邦銀は、1日も早く、日本の(若い)メーカーを育て、中堅メーカーを支援する仕事に立ち戻ってほしい。製造メーカーがあっての、日本経済である。

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