新聞は「中正公平な報道」をする独立機関ではない

10月 25th, 2007 Categories: 1.政治・経済

日経新聞が元社員と裁判で争っていた「社員同士の株売買」で、 東京地裁は日経勝訴の判決を下した。それはそれで良い。裁判の争点は、NIKKEI NETによれば以下の2つである。

(1)株式譲渡は共栄会との間で1株100円で行うというルールが1959年ごろに存在していたか

(2)原告の元社員がルールを了承していたか

ところで日経新聞が社員間譲渡に制約を加えた理由は、別のNIKKEI NETの記事によれば

           

日経「中正公平な報道に不可欠」

 日本経済新聞社経営企画室広報グループの話 当社の主張が全面的に認められました。日経の社員株主制度は言論報道機関としての独立性を維持し、中正公平な報道を貫くために不可欠です。今回の判決でこの制度の根幹を揺るがす行為が明確に否定されました。海外では外部資本によるメディアの買収が大きな話題になり、報道機関の独立性をめぐる議論が高まっています。日本の新聞業界全体にとってもこの判決がもつ意義は大きいと考えます。中正公平であるべき報道機関の使命について司法が正しく理解を示されたものと受け止めています。(16:52)

広告主からの広告収入に少なからず依存している新聞社が、「言論報道機関」としての独立性うんぬんは笑止。

日本で一番強い力を持つのは立法でも司法でも行政でもなく、報道機関である。国民を先の大戦に導いたのも、戦争中の軍事政権の独走を許したのも、沖縄で集団自決の雰囲気を作りあげたのも、みな報道機関の世論誘導であった。政治家も裁判官も検察官も、世論の風向きを無視しては、何も決められない。そのような機関が「中正公平な報道」とは笑止である。

 

今日のNIKKEI NETに、 日経「中正公平な報道に不可欠」という見出しの記事が出た。

 

 

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2 Responses to “新聞は「中正公平な報道」をする独立機関ではない”

  1. bobby
    10月 31st, 2007 at 00:39
    1

    自己レス:
    >当社の主張が全面的に認められました。日経の社員株主制度は言論報道機関としての独立性を維持し、中正公平な報道を貫くために不可欠です。

    ついでに言うと、上記の表現も読者をミスリードしてようとの意図が見受けられる。

    裁判で認められたのは「独立性を維持するため」という事ではなく、社員間の直接売買を制限する「ルールが社内で告知済みでにあった」という事にすぎないのではないか。

  2. bobby
    10月 31st, 2007 at 00:43
    2

    aiubisさん、記事に取り上げて頂き、ありがとうございます。おかげ様で今日のアクセス数が700を越えました。

    http://blog.goo.ne.jp/aiubis/e/627613010ea42bd63ca8c34571848861

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