言論の自由が無い中国人は不幸か

11月 25th, 2010 Categories: 1.政治・経済, 3.中国ネタ

イギリスの環境保護団体であるFriends of the Earthが公表している尺度を用いた地球幸福度指数によれば、中国は20位、日本は75位、米国は114位だそうです。

これをみると、中国人は自分の事をわりに幸福と感じているようです。これは私が中国での経験で感じる事と一致します。同じく社会主義国家で共産党一党独裁で改革開放路線のベトナムのランクは更に高い5位です。ベトナムのホーチミンを先月訪問した時に会った人たちの目はみんな希望に輝いていました。(地球幸福度指数に関する批評はこちらを参照されたし)

中国政府を悪と決め付ける人もいるようですが、共産党が国民を抑圧して苦しめているかどうかは、中国人自身が判断するのが適当かと思われます。この調査に一定の信頼をおく事ができるとすれば、言論の自由の有無と幸福度には、必ずしも因果関係がない事がわかるような気がします。

私自身は、たとえ84位でもレッセフェールを標榜する香港(中国の特別行政区)が気に入っているのですが...

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7 Responses to “言論の自由が無い中国人は不幸か”

  1. shuu
    11月 29th, 2010 at 15:22
    1

    「幸せ」とは相対的に判断するものです。
    言論の自由がなく、世界を知ることもなく、お前らは幸せだと教育を受けていれば、きっと自分は幸せだと思えるのでしょう。
    井の中で幸せだと思っているなら、それでいいのではないでしょうか。いつまでも幸せだと思っていてください。

    もちろん、中国政府を悪でないから幸せだと思っているという論理は成立しませんが。

  2. bobby
    12月 2nd, 2010 at 13:52
    2

    shuuさん

    仕事とアゴラ投稿の両方が忙しく、こちらに手がまわりませんでした。コメントが遅くなりすみません。

    >「幸せ」とは相対的に判断するものです。

    仰る通りです。人権とか言論の自由とか民主主義とかのルールも、それ自体に存在意義があるのではなく、幸福の追求の道具として存在していると考えます。

    仮にフランス人が明日の「飯」より「自由」を求めるとしても、日本と中国の民が「同じである」とはいえません。明治以前の日本と中国で、言論の自由を求めて戦争や一揆が起こったという話は聞きません。

    もともと人権とか言論の自由などの概念は欧州で生まれたもので、東洋のメジャーな思想・哲学にはないのではないでしょうか?

    極論すれば、政府の国民に対する仕事は、「権利」を与える事ではなく、「幸福」を与える事と考えます。その意味で、この記事の示す指数は、日本より中国の政府の方が、国民に対してよい仕事をしているという事と言えます。

  3. shuu
    12月 6th, 2010 at 19:43
    3

    政府が都合よく人民を制御するために都合の悪いことを隠し、政府に都合よく教育することが正しいと思っているならそれで良いのではないでしょうか。
    あなたの論理ならきっと北朝鮮も幸せな良い国なのでしょうね。
    汚い水を飲ませながら国民にこれ以上の幸せがないと思わせる。それが良い国だというなら好きにすれば良い。

    しかし、日本人が中国に行っても自由も清潔さもない不幸せな場所を思うでしょう。
    それは相対的に日本のほうが幸せだからです。
    逆に中国人は法を破っても日本から帰りたくない人が多い。これは数字からも明らかです。

  4. keiko
    12月 23rd, 2010 at 08:22
    4

    2005年ごろベトナム株の投資信託を購入し2007年の半ばまでは絶好調でした。その後急落し、塩漬け状態です。中国に比較し、経常収支も赤字で成長率も低い。インフラも悪く、電力、道路の整備も悪い。ベトナムの幸福度が高いという事は、現状に対する満足度が高く改善や向上の意欲は低いとも解釈できます。ベトナム経済の今後をどう予測されますか?

  5. bobby
    12月 23rd, 2010 at 10:30
    5

    keikoさん

    幸福度の高さと経済発展は必ずしも関連しないと思われます。以前に2年半ほどフィリピンに住んでいましたが、発展している都会よりのどかな田舎の人の方が、人々は幸福だったと思います。しかしこれは、民族的な気質もあるでしょう。ベトナムは、中国系と南方系の民族が混在しているようです。中国系の民族は向上心が強いので、都会の発展を好むのではいかと考えます。今年の夏、ベトナムのホーチミンを訪問した時には、かなり発展していました。今後もしばらくは順調に発展を続けると考えます。

    ところで新興国のファンドの価格は難しいところがあります。ファンドはドル建てかと思います。現地の経済発展による株価や地価の上昇を打ち消すほどの為替差損があれば、結果としてファンド価格は下がったままになります。下記にベトナムドン VS USDの5年間の為替レートを参考として示します。

    http://finance.yahoo.com/q/bc?s=VNDUSD=X&t=5y&l=on&z=m&q=l&c=

  6. 12月 24th, 2010 at 11:23
    6

    >ベトナムは、中国系と南方系の民族が混在しているようです。中国系の民族は向上心が強いので、都会の発展を好むのではいかと考えます。

    こんなことをおっしゃると、中華系でないベトナム人が怒りませんか?
    bobbyさんは日本
    人にして、すっかり中華思想に染まっているか洗脳されて、日本人を含め他のアジア人を見下してるんじゃないかと思ってしまいますよ。

    もともとのベトナム人は中華系ベトナム人には反感があるようです。ある意味ベトナム戦争後、共産化したベトナムから知識層は米国へ頭脳流出してしまった結果、本国は発展に遅れを取っているということはないですか?

    ボート・ピープルの移民時代と違って、最近のベトナム移民の間ではギャングなどの犯罪者が増え、かつて移民の優等生といわれたころとは趣を異にしているようです。

  7. bobby
    12月 24th, 2010 at 13:39
    7

    ap_09さん

    >こんなことをおっしゃると、中華系でないベトナム人が怒りませんか?

    私の表現が足りなかったからだと思いますが、ap_09さんは勘違いされているようです。私が中国系としたのは、ベトナムの主要民族であるキン族(中国の福建系といわれているそうです)の事で、近代に中国から移民した華僑系の事ではありません。

    >知識層は米国へ頭脳流出してしまった結果、本国は発展に遅れを取っているということはないですか?

    これからのベトナムの発展を支えるのは新しい知識人だと思います。若い人にも優秀な人はたくさんいるようですよ。(
    elm200さんの「Rails で行こう」(ブログ)に、ときどきそういう記述を見かける事ができます。

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