中国が抱える巨大な領土問題

10月 17th, 2010 Categories: 1.政治・経済, 3.中国ネタ

中国には、尖閣諸島西沙諸島などケシ粒に思えるような巨大な領土問題が残っている事に気づきました。今世紀中にはぜひとも奪還したい核心中の核心的利益ではないでしょうか。

ますは下の地図をご覧下さい。中国の東北地方とロシアの地図です。中国とロシアの国境線を分かりやすくする為に、国境線をオレンジ色の点線でなどってあります。点線の右側がロシア、左側が中国です。

次に、下記の地図をご覧下さい。下記は1636年に満洲において建国され、1644年から1912年まで中国を支配した最後の統一王朝である清の時代の、東北地方の領土を、オレンジ色の点線で示しました。地図中の水色の線は、黒竜江という大河です。

上記の2つの地図を較べると、中華人民共和国の母体であった清の領土の広大な部分が、現在はロシアの領土になっている事がわかります。(清の時代の地図については、こちらも参照下さい)現在の黒龍江省の名前の由来と思われる黒竜江(アムール川)周辺の土地は、もともとは中国人や満州人が生活していた土地であったが、17世紀頃にロシア人が侵入してきたとの事です。

領土と資源に極めて敏感に反応する現代の中国指導者達が、これほど広大な領土とサハリンの天然ガス資源をロシアに収奪されている事実を、永遠に黙認する事が有り得るでしょうか?

ロシアは長年、そしていまだに、中国の軍事力を物量と技術ではるかに上回る隣国です。今はまだ、力技で領土を奪い返し、かつ維持する事は困難でしょう。故に中国政府は、広大な領土をロシアに奪われている事を国民に隠して、表面的にはロシアに対して笑顔を向けながら「友好」の態度を示しているものと思われます。

しかしながら、中国がもっとも取り戻したい「もともと」の領土とは、海上のちっぽけな小島ではなく、陸上の広大な領土である事は間違いないでしょう。これはあくまで私見ですが、軍事力の近代化と増強の真の目的(仮想敵国)は、米国ではなく、隣国ロシアではないのかと考える次第です。

追記:
サハリン(樺太)にはアイヌが居住していたようですが、の時代に派兵して朝貢させていました。ですので、たとえ清の時代の地図には無くとも、またロシア侵攻がなく日本が実効支配を継続していたとしても、20世紀後半までに中国が強行に領有を主張したであろう事は明白です。

参考資料:
1)歴代中国の領土地図
2)中国王朝概略図

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2 Responses to “中国が抱える巨大な領土問題”

  1. 10月 18th, 2010 at 14:21
    1

    だから、なんだって、いうの?

     中国政府は、いま、ロシアとことを起こすのは懸命でないということくらいは、理解している。

     問題は、中国は、ブラッドオイル、ブラッドダイヤモンドを問題賭しない傾向が際立っていることだ。

  2. bobby
    10月 18th, 2010 at 22:59
    2

    >中国は、ブラッドオイル、ブラッドダイヤモンドを問題賭しない傾向が際立っていることだ。

    大変興味深いコメントを頂き、有難うございます。よろしければどのような不法取引なのか、具体的な話をお聞かせ頂けますでしょうか。

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