白い恋人が食べたい

8月 29th, 2007 Categories: 1.政治・経済

賞味期限を誤魔化して商品回収中の「白い恋人」が、ネットオークションで4999円で落札されたそうだ。大腸菌で汚染された食べ物は、どの程度人体に有害なのだろうか?

Wikipediaによれば:

大腸菌だいちょうきん, Escherichia coli 略してE. coli)は、グラム陰性桿菌通性嫌気性菌に属し、環境中に存在するバクテリアの中で主要な種の一つである。この菌は腸内細菌でもあり、温血動物鳥類哺乳類)の消化管内、特に大腸に生息する。

つまり、環境中に存在する主要なバクテリアであり、温血動物の腸内細菌である。また、大腸菌と人との関係については:

ヒト一人が一日に排泄する糞便中に含まれる菌体数は、平均で1011から1013個である。ただしヒトの消化管において、大腸菌が全体の微生物に占める割合は極めて少なく、ヒト腸内常在細菌の0.01%以下にすぎない(残りの大部分は、Bacteroides属やEubacterium属などの偏性嫌気性菌である)

人が1日に排泄するウンコには千億から10兆個の大腸菌が排泄される。つまり、それより多くの大腸菌が、人の大腸に常時生息しているという事である。

ところで大腸菌はどこにでもいる。どんなに綺麗な寿司屋やレストランでも、作り置きの食べ物には、かならず大腸菌が含まれている。自分で作ったお弁当の中にも、当然、大量の大腸菌がいるはずだ。

しかし健康な人間は、大腸菌のついた食べ物を食べても、普通はたいした事にならない。食物に付着した微量の大腸菌をはるかに凌ぐ量が、大腸の中にいるのだから。もし平気でなければ、朝つくった弁当を、昼に食べる事など不可能になるし、すし屋も弁当屋も惣菜屋も営業できません。

ところが体調が不良な人が大腸菌のついた食べ物を食べると、時としてお腹が痛くなったり軟便になったりする。酷い時には食中毒となり下痢や発熱したりする。 時と場合によって、同じように大腸菌に汚染された食物が健康に及ぼす影響が異なるというわけだ。まあこれは、日常生活では往々にして起こることである。野外で同じお弁当やバーベキューを食べても、具合が悪くなる人とならない人がいるのと同じだ。

そこで「白い恋人」であるが、あきらかに異臭を放っているのなら別だが、検査基準を少々超えたくらいのレベルなら、健常な大人であれば普通は問題ないはずだ。だから、回収中の「白い恋人」を食べたいと思う人は、ある意味、ちゃんと物事の正否をわきまえている人と言えない事も無いのではと思う次第である。

まあ、流石にアイスクリームは止めといたほうが良いと思うけど。

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