中国製品を悪者にしているのは誰?

8月 27th, 2007 Categories: 1.政治・経済

中国で製造されたモノの品質が悪いのは問題だ。人体に有害な薬物は問題だ。火が出て火事になるのは問題だ。中国製品の悪い面が、マスコミやブログ上を賑わせており、みんなが中国製品を怖がっているようなのだが、真の責任は誰にあるのか。

結論から先に言えば、この問題の真の責任は日本のバイヤー(輸入業者)にある。

宇宙へロケットを飛ばし、天下のIBMを買収し、国産自動車を大量生産し、技術大国への道を着実に邁進している中国。その中国で同時に、偽物の粗悪品が蔓延し、中国人でさえ何が本物で何が偽物か疑心暗鬼な状態。取り締まる側の地方政府も公安も裁判所も汚職で腐敗。みなが短期的に儲ける事しか考えていないのが現在の中国。

このチャイナリスクは、中国でビジネスする者なら周知の事実。

中国へ進出し成功を収めてきた日本のメーカーや商社は多い。彼らは、いろいろな形で授業料を払いながらチャイナリスクを回避する方法を学んできた。中国で生産された製品は、何十年間も日本へ供給されてきたのに、なぜ今になって、中国製品の品質が、ことさらに問題視されているのか?

これは推測だが、ろくに知識も経験もない中国ビジネスの素人が、価格に釣られて、現地業者と直接取引きしているからかもしれない。あるいは確信犯か? 

現地の業者から購入する場合のリスクは大きい。このリスクを回避する方法が検品だ。特に現地業者と直取引する場合、抜き取り検査ではなくて全品検品が必要である。このようにして、日本で販売しても問題ない事を確認するのは、日本側バイヤー(輸入業者)の責任である。検品する知識も経験もない場合は、検品専門の日系業者がいる。商売の旨みは減るが、チャイナリスクを回避する為には必要なコスト。そのコストを払わないから、今のような問題が起きるのではないか。

マスコミやブログは、日本側バイヤーの責任をもっと追求すべきだと思う。

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2 Responses to “中国製品を悪者にしているのは誰?”

  1. Asukal
    11月 4th, 2007 at 19:36
    1

    まったく同感です。
    チャイナリスクを知らずに飛び込んだバイヤーや
    消費者に責任が有ると思います。
    今回のような事は逆に日本の連中が中国を再認識(本当の姿を知る)良いチャンスと思っています。
    私の殆どのクライアントも日本と同様に『話せば分かる』相手と思い込んでいますのでそうでは無いと知って欲しいですね。
    (あ、今頃コメントでした)

  2. bobby
    11月 7th, 2007 at 22:56
    2

    Asukalさんは、まさに中国商売のまっただなかにいますものね。

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