普天間基地を尖閣諸島へ

9月 29th, 2010 Categories: 1.政治・経済, 3.中国ネタ

中国漁船が尖閣諸島であばれてくれたおかげで、沖縄の米軍基地の必要性が一気に再確認されるという皮肉な結果となりました。中国がかなり民主化されたという印象を持っていましたが、ここへ来て再認識せざるを得ません。鄧小平は改革開放により表世界での経済成長という結果を残しましたが、海洋戦略も改革して、沿岸からより遠くの海域へと防衛ラインを広げました。

その結果、南沙諸島の西方にあるベトナム領の永暑礁を奪取、南沙諸島の東方にあるフィリピン領のミスチーフ礁を奪取。その一方で、拡張する防衛ラインを守る為に、原子力潜水艦や空母への投資を粛々と行っているようです。

さて、これから日本はどうすべきでしょうか。一番まずいのは、尖閣諸島が通州事件のように、国民全体が情動に動かされて右傾化し、日中戦争への引き金になる事です。いまの中国であれば、最悪の事態(チベットのように占領され同化政策が始まる)であれ、戦争で多くの民の命を犠牲にするよりマシです。

戦争をせずに尖閣諸島を守り、独力で日本国を現状維持をするにはどうしたら良いでしょうか。軍事力という後押なく「正論」を吐いても、負け犬の遠吠えにしかなりません。しかし、拡大する中国海軍と空軍に負けないだけの軍備拡張を行うには、膨大な費用が必要ですし、今から軍拡計画を発動しても、十分な装備が整うまでは何年も十何年もかかります。その間、経済や医療や福祉を犠牲にせざるを得ません。そのような耐乏生活を、国民は望むでしょうか。

ところで日本は、米国と日米安保条約を結んでいます。そして、冒頭で述べた沖縄の米軍基地が沖縄に「なければならない」理由は、台湾を中国から守る為(米軍海兵隊をヘリで送る為)です。台湾の政府や国民も、それは十分に理解している筈です。尖閣諸島の日本領有が台湾にとってメリットとなる唯一の状況は、そこに米軍基地があって、台湾防衛に役立つ時です。

ゆえに、かなり冒険的ではありますが、沖縄と台湾と日本の為に、米軍基地の一つを尖閣諸島へ置くという提案をしたいと思います。海兵隊基地そのものを、あのような無人島に作るのは難しいかもしれませんが、米軍の恒久施設を建設し、離党奪回演習などを始終行うだけでも、中国への抑止効果がかなりあると思います。(中国への刺激もたっぷりあります。)もっとも、米国政府が「虎穴に入る」度胸があれば、という前提ではありますが。

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2 Responses to “普天間基地を尖閣諸島へ”

  1. bobby
    10月 8th, 2010 at 18:54
    1

    さっきブログのアクセス分析(なかのひと)をチェックしたら、「米国陸軍」というのがありました。米国陸軍さんが興味がある話題は何だろうを考えてみたところ、たぶんこの記事だろうとの結論に達しました。

    米国陸軍さん、尖閣諸島へ米軍基地の設置を、ぜひともご検討のほどお願い申し上げます。ヘリポート一つの、ちいさい基地で十分ですから、建物の屋根に、耐久性の生地でつくった恒常的に星条旗を掲げておいてください。(もしかしたら、ここへ基地をつくるのは陸軍じゃなくて海軍の場合には、海軍関係者へご伝達のほどお願いします)

  2. 10月 8th, 2010 at 19:02
    2

    おお。こういうこともあるのですか。

    尖閣への米軍基地、私も考えていました。私のブログにも書いておきたくなりますね。

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