何故嫌われる、国民総背番号制

6月 17th, 2007 Categories: 1.政治・経済

日本人はどうして、国民総背番号アレルギーなのだろうか。たとえばくまさんの自立で、

この調子で憲法改正までしようというのか?国民総背番号制がしかれたらどうなるか?とても恐怖だ。右傾化したときにどうなるか創造しても怖い。

極端な話しをすれば、右傾化しても左傾化しても、国民総背番号制があろうがなかろうが、怖いものは怖いのである。しかし、今の日本の国民気質でほんとうにそういう事が起こるだろうか。これはアレルギーを通り越して、アナフィラキシーショックとも言えそうだ。

国民総背番号(ID番号)を導入すれば、ある国民が結婚して苗字が変わろうが、養子になろうが、名前の読み方が変わろうが、ひとたび一定年齢に達してID番号(IDカード)を政府から付与されれば、終生変わることの無い固有番号でいろいろな台帳管理が出来る。

くまさんは上記の1日前の記事で、

しかし驚いた、ずさんな管理の年金問題で大元になっている情報処理システムに1兆4千億円超も投入されていたのだ。

と書いている。もちろん下請けソフト会社もぼろ儲けしているのだろう。しかしシステム開発が高額化したひとつの理由に、国民番号(つまりID番号)を振れなかった事が理由の一つになっていないだろうか?データベースを使う業務システムでは、顧客なら顧客番号、商品なら商品番号という英数字で構成されたユニークな(つまり絶対に重複しない)番号を作成して割り振り、それをデータベースのキー(鍵)として用いる。しかし今の日本にはID番号も社会保障番号も無いので、適当なキー番号が無い。ID番号がもっと早くにあれば、システム開発もこんな馬鹿げた金額にならなかったかもしれない。(なったかもしれないが...1兆円の理由が知りたい。)

これは年金だけでなく、税金、健康保険証、自動車免許、住民台帳、銀行の預金、株式の口座台帳、保険証券、病院の患者台帳やカルテなど、官民あらゆる分野にわたって台帳管理に言える事だ。

ID番号を導入すれば、架空の預金口座で脱税している金持ちからしっかり税金取れる。印鑑偽造による預金の不法引き出しが不可能になる。年金、健康保険、免許証の台帳管理はいまよりずっと合理的に行えるようになり、システム構築も運用もずっと安価になる。そもそも免許証や保険証を中途半端な身分証として使う必要がなくなる。出国時はIDカードだけでパスポート不要になる。(相手国での入国にはパスポート必要)

国による総合的な個人情報管理がそんな怖ければ、法律を作らせて、税務署と警察と県市町村役所はコンピュータをオンラインで接続できなようにすれば良いのだ。たとえば私の住む香港では、移民局と税務署は(利益背反するからか?)わざとコンピュータをつないでいない。移民局は不法移民を取り締まり、税務署は誰であろうと税金を払いたい人は拒まずに受け取っているのだ。

反対するのなら、感情論に走らず、もっと合理的かつ理性的な理由を述べるべきだ。

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