電子教科書は生徒の学習意欲を高められるか?

斎藤隆博氏は電子教科書の真の狙いは「習った時期の違い」問題を軽減してくれる事だと主張しています。しかし齋藤氏はそのすぐ後で、参考書などを購入すれば解決すると自問自答しています。ほかに通信教育もあるので、地域格差は自助努力により埋める事が可能でしょう。

この記事にTBされたんがぺ氏は、電子教科書の最大のメリットは、「様々な書籍に触れやすい」ということではなかろうかと述べています。確かにそれは電子教科書の重要な機能ですが、子供自身に「触れたい」という意思がなければ宝の持ち腐れです。

ところで私の息子は幼稚園から今までずっとフィリピンと香港で過ごし、ずっと国際学校で英語教育を受けています。そこで妻の意思(日本人だから日本語の読み書きは普通にできてほしい)により、幼児から小学校高学年まで、ベネッセの学習教材を日本から送ってもらい、日本の小学生が学ぶ内容を独習していました。

ベネッセの学習教材は年間契約です。1年を通して、子供が自宅で楽しく学習を継続できるように、工夫が随所にみられます。紙に印刷された教材でこれだけの事が可能です。これを電子教科書の中の教育コンテンツとして作り込めば、子供が学習する楽しさをより高める事が可能になると考えます。

学習する事が楽しければ、子供は学習対象への興味を高めます。興味が高まれば、探求心が高まります。そのような状況において、リンクを張ったり、カラー百科事典と連動させたり、自分でググったりする事ができる電子教科書は、子供の好奇心と探求心を満足させる様々な手段を提供できるアドバンテージがあります。

逆にいえば、電子教科書の機能がいくら優れていても、子供が学習に興味を持てる教育コンテンツを提供できなければ、税金の浪費で終わるだけでしょう。

Facebook Comments
Tags: ,

One Response to “電子教科書は生徒の学習意欲を高められるか?”

  1. 7月 29th, 2010 at 00:31
    1

    記事の筆者です。
    ご意見はごもっともだと私も思います。

    教育の問題は、自助努力で解決可能の幾つかに、
    親に委ねられる部分が少なからずあるという事だと感じています。

    家が田舎であればその地で教育を受ける可能性が高いですし、
    そもそも教材も手に入らない子もいるかもしれません。
    僕としては教材も買えない人は少ないと感じますが。

    ただお小遣いを削って教材を買うというのは、
    ちょっとした意気込みの様なものが必要なので、
    その部分で比較すると、裕福な家庭の子供がより高度な学習を受け易いかと。

    孫氏がその生い立ちから、
    この問題に目を向けていないと私は思えない為、
    今回の記事に致りました。

Comments are closed.