後出しじゃんけん

1月 22nd, 2006 Categories: 1.政治・経済

ホリエモンとライブドアの報道を朝からやっていた。逮捕すらされていない前から、コメンテーターもゲストも政治家も、
誰も彼もが既に判決を下している。

今回のライブドア騒動は、非常にグレーなテクニックを駆使した事が問題視されていて、
検察は黒という可能性で捜査を行なっていると理解している。つまり、「やった・やらない」という問題ではなくて、
使われたテクニックが証券取引法で「黒か白か」という事ではないか。

法律がきちんと細部を規定していない場合、規則を取り締まる役所の裁量が関与する問題がある。たとえば節税と脱税の問題だ。
脱税の問題では、経団連に名を連ねるような超大手メーカーでも、海外の子会社を経由した節税対策などで、税務署から脱税と決められて、
追徴課税を支払っているケースは多々ある。この場合、メーカー側は「見解の相違」というコメントを付けながら、
それでも追徴課税を支払っている。支払うという事は、罪を認めたという事だ。

ライブドアの問題も、ライブドア経営側と検察側の見解の相違が発端であるし、裁判で白黒つくまでは、影響力の強いTVの報道番組で、
ホリエモンをここまで悪者と決め付けて良いのだろうか。

この辺が、日本の報道番組のレベルの低さかもしれない。

ところで、いつくかの報道番組を見ていて思い出したのは、イラクへの自衛隊派遣問題だ。

米国はイラクが大量殺戮兵器を保有していると主張し、国内がイラク派兵で割れていた頃、民主党も共産党もコメンテーターも、
だれもがイラクの大量殺戮兵器保有を疑っていなかった。ところが昨年、ブッシュが会見で謝罪すると、野党議員が報道番組の中で
「わたしも無かったと思ってたんですよ」などと厚顔で言い放ち、返す刀で自民党議員に対して、「小泉首相も謝罪しろ」と迫っていた。
そんな事言ってるお前が、大量殺戮兵器保有を認めていたじゃないかよ、と。

そこでライブドア問題だ。今朝の一連の報道番組の中で、多くのゲストが、「私もホリエモンはああいう奴だと思ってたんですよ」
と厚顔で言い放ち、返す彼方で自民党議員に「先の選挙では、なんで公認したんですか」と迫っていた。そんな事言ってるお前が、
当時ホリエモンの事を犯罪者だと言ってのかよ、と、私は言いたい。

後出しじゃんけんが認められれば、誰でも勝てるんだよ。

みんな日本の証券法が甘いとか言ってるが、報道番組のコメンテーターにも、フェアなルールを導入した方が良いんじゃないの?

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