東シナ海の海底資源で、中国と争う意味

10月 13th, 2005 Categories: 1.政治・経済

今、東シナ海が海底資源騒ぎで熱く燃えている。日中境界線のすぐ近くで春暁ガス田の稼動が開始されようとしている。
日本の国益はどうしたという事で、今更のように小泉政権の政府やマスコミが騒ぎ出して、中国政府と争う姿勢を見せている。ところでもし、
日本側にある石油・ガス田から日本本土へ海底パイプラインを引けないとしたら、争う姿勢をエスカレートしてゆく事は得策なのでしょうか。

 

先々週のテレビタックルで、
論客の福岡政行教授が気になる事を発言した。
「専門家に聞いたが、日本へパイプラインを引くことは出来ないそうだ!」

えっ、マジですか?

なぜかを調べる為に春暁ガス田がのっている地図を探して、平松茂雄教授の論文でちょうど良い図面を見つけました。
この図の沖縄トラフというのが、海底パイプラインを本土または沖縄へ引けなくしている原因なのでしょうか。

 

海底の起伏がもっと良くわかる絵はないかと探していたら、Google Earthがありました。
上記地図の中央にあるクリップの絵が、春暁ガス田のだいたいの場所です。春暁ガス田を囲むように、海底の崖が延々と続いています。
これが問題なのでしょうか。また、沖縄、九州、本州周辺の海底はかなり凹凸があり、これもかなり問題かもしれません。

つまり、日本側の領海内で開発したガス田や油田も、パイプラインを中国へ通して運ぶしかないのか。

もしも、中国政府が「日本の油田のパイプラインは通してやらない」と言ったら、日本側の海底資源は無用の長物になるのでは。すると、
そもそも日本の国益が大きく損なわれるのでは。中国政府は、そこまで分かっていて態度に余裕を持たせているのでしょうか。

番組のなかで福岡教授の発言が注目を集める事はなかったようですが、これは大事な事です。どこかで特集を組んで頂きたい。

 

 

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